街を歩いている最中や、商業施設へ足を運んだ際などに、スタンド花を見かけたことのある方は多いのではないでしょうか。スタンド花はボリュームがあり、また贈る側の所属や氏名が書かれた札が付属しますので、比較的パブリックなフラワーギフトといった印象もあります。お店関係、オフィス関係、芸能関係、そしてウェディングシーンやお悔やみの供花としてもよく用いられています。

そうしたお花が飾られているのを見ることで、私たちはお花のフォルムや色、香りなど、さまざまな要素びよって明るい気分になったり、気持が落ち着いたり、嬉しい気分になったりします。さまざまな研究機関によって証明もされているようです。

たとえば黄色は、それを見る人を太陽のように照らし、明るい未来への希望を感じさせてくれたり、楽しい気持ちにしてくれたりする色とされています。また黄色は左脳を刺激すると言われ、知性や判断力にも良い影響があるとされています。ちなみに、古代文明において黄色は太陽の色として崇められていたようです。

ブルーは、理性を象徴する色と考えられています。興奮を抑えたり、自律神経のバランスを整える効果を持つと言われています。冷静な判断力が必要とされるオフィスなどの空間にブルーのお花を飾るのもおすすめです。なお鎮静という意味では、紫も同様の効果が期待できます。

ピンクは、女性的なイメージもあり、可愛らしく華やか、そして柔らかな印象の色です。ピンクは心身の緊張をほぐす効果が期待できると考えられていますし、女性にとってはホルモン（エストロゲン）の分泌を促すとも言われています。アンチエイジングにも役立つと考えられていますので、女性の多い職場や飲食店などにピンクのお花を飾ることもおすすめできます。そして赤は、大脳を刺激する色と言われており、風水でもたいへんパワーを持った色となっています。また血行促進や食欲増進などの効果もあると言われています。

そうしたさまざまな色のお花をあしらったスタンド花を飾れば、その空間を華やかに演出できますし、色によって期待できるさまざまな効果もあります。人はお花を見ると、色に関係なく「幸せホルモン」と呼ばれるドーパミンなどの化学物質が分泌されるとも言われていますし、良いことづくめと言えるのではないでしょうか。その他さまざまな効果が期待できると言われています。