胡蝶蘭といえば、縁起物としてビジネスシーンをはじめ様々なお祝いの場面で贈られているとても人気のあるお花ですよね。そんな胡蝶蘭は、日本だけでなく海外でも贈り物に人気のお花なんです。

胡蝶蘭は、東南アジアの熱帯地域で発見されました。原種の胡蝶蘭のほとんどは茶色い花びらにまだら模様が入っており、今の胡蝶蘭とは全く異なる見た目をしていました。原種の見た目から、学名・英名に「Phalaenopsis（蛾のような）」という名前がつけられています。では、いつから今の胡蝶蘭のような美しい花姿になったのでしょうか？

原種が発見されてから約50年後から、原種の1割程度に見られた白っぽい花びらを持つものを品種改良して現在の胡蝶蘭へと近づいていきました。日本に輸入されたのは明治時代と言われており、当時は温室設備や栽培技術が乏しかったことから一般庶民は目にすることすらできない高級品でした。次第に温室設備が整い、栽培技術が向上したことにより一般庶民の手にも届く存在となりました。ただ、今でも高級品であることには変わりはありません。

海外においても胡蝶蘭は高級品として扱われています。海外での胡蝶蘭の花言葉は「love（愛）」「beauty（美）」「luxury（豪華、高級）」「refinement（優雅）」といった意味を持ち、豪華なイメージが強いことが分かります。日本では白の胡蝶蘭が最も多く選ばれていますが、海外ではピンクやイエロー、パープルなどの色付きのものが人気のようです。

このように世界中で愛されている胡蝶蘭は、老若男女問わず喜んでいただけるお花ですので、「相手の好みが分からない」「贈り先の雰囲気とマッチするお花を贈りたい」といった場合にもおすすめしたいお花です。３本立ての胡蝶蘭は５本立てや７本立てに比べて横への広がりがやや少なく、通路の狭い店舗や小さなイベント会場、ご自宅などにも安心して贈っていただくことができます。

海外ではパーティー会場に飾られたり、高級ホテルのエントランスにおもてなしとして飾られたりするようです。日本においても企業の総会や各種イベントの会場、レストランやバーに華やかな胡蝶蘭を飾って会場をより盛り上げる存在となっていますね。贈り物に迷われた際には、是非世界中で愛される縁起物の定番、胡蝶蘭を選んでみてはいかがでしょうか。