数年に渡って美しいお花を楽しめるよう、生花に特殊な加工を施した「プリザーブド フラワー」。長期間枯れないばかりかお水を与えなくても良く、その上生花にはない色合いの花びらを楽しめることから、多くの方々から親しまれています。プリザーブドフラワーでフラワーアレンジメントを作るフローリストも増え、プリザーブドフラワーを贈り物に選ぶという方も少なくありません。

贈り物には縁起物を選ぶという方は多いものですが、プリザーブドフラワーは花束やフラワーアレンジメントなどの生花のように縁起が良いものなのでしょうか。結論から申し上げると、プリザーブドフラワーも縁起が良いと言えそうです。風水では、プリザーブドフラワーは枯れないことから「時が止まっている」とされており、お花本来が持つ風水の効果は期待できないとされていますが、お花の色が持つ風水効果はあるとされているためです。では、色が持つ風水効果とはどのようなものなのでしょうか。

風水は「五行思想」がベースとなっています。五行思想とは、存在するすべてのものは5つの要素「木・火・土・金・水・木」のうちいずれかを持っているという考え方です。色もこの5つの要素のうちいずれかに属し、人に何らかの影響を与えていると考えられています。例えば、「火」の性質を持つのは赤やピンク、紫で、赤は勝負運、ピンクは恋愛運や結婚運をアップし、紫はインスピレーションを向上すると考えられています。金運アップに効果的な色として知られている黄色は、「金」に属しますし、葉物などの緑色は「木」に属し健康運を向上させ、人を成長へと導いてくれるとされています。青は色の濃さで性質が異なり、濃い青は「木」、薄い青は「水」となりますが、どちらもコミュニケーション能力の向上に効果があると考えられている色です。

このようなお花の色が持つ効果は、科学的に証明されているものもあります。赤い色を見ると人は活動的になることがわかっているので、勝負運に効果があるとされているのは頷けるのではないでしょうか。また、ピンクは気持ちを穏やかにする効果が認められています。良い恋愛をするためには、気持ちが落ち着いていることが大切ですから、何らかの効果が期待できそうです。

お花の色にはこうした運気向上の効果がありますから、プリザーブドフラワーは縁起が良い贈り物となり得ますね。長期間美しい姿を楽しめ、素晴らしい風水効果を持つプリザーブドフラワーは、素敵な贈り物になるのではないでしょうか。