お花が一番美しいときの姿を長い期間保ち、「枯れないお花」とされているプリザーブドフラワー。1990年代にヨーロッパで開発されて以来、世界中で多くの方々に楽しまれています。プリザーブドフラワーの特長は数年に渡って枯れないことのほか、生花にはない色のお花を楽しめることではないでしょうか。プリザーブトフラワーは生花のみずみずしさを残したものですが、製造過程で花びらを染色するためさまざまな色のプリザーブドフラワーが誕生しています。

プリザーブドフラワーは風水では「時間が止まった花」と考え、開運効果は期待できないという説があります。しかし、プリザーブドフラワーのお花の色によって開運ができるため、縁起の良い贈り物だと考える風水師の方もいらっしゃいます。なぜなら、風水では色にはさまざまな開運効果があるとされているためです。では、なぜ色に開運効果があるのでしょうか。

その答えは、風水のベースである「五行思想」にあります。五行思想とは、万物は「木・火・土・金・水・木」の五大要素のうち、いずれかに属すると考えるものです。色もこの五大要素のいずれかに属し、空間や人に影響を与えているとされています。例えば、赤「火」に属し、情熱やエネルギーを持つ性質です。そのため、赤は勝負運に効果ありとされています。金運アップが期待できることでよく知られている黄色は「金」に属す色。緑色や濃い青は「木」に属し、風水では成長を促したり、健康運を向上させたりするに効果的な色です。色薄い青は浄化力の高い「水」に属すため、邪気払いの効果があるとされています。

プリザーブドフラワーのお花の色によってさまざまな開運効果が期待できるのではないでしょうか。お贈りする相手の方のニーズに合わせて、お色を選ぶと運気が良くなるお守りのような素敵な贈り物になりそうです。

また、プリザーブドフラワーには「永遠」「不変」という意味が込められていることをご存知でしょうか。プリザーブドフラワーを贈るという行為は「ずっと一緒にいてほしい」「ずっと美しくいてほしい」という意味があるのです。そのため、大切なご友人や恋人へお贈りすると、素敵なメッセージがこもった贈り物として喜んでいただけそうですね。永遠の愛情や変わらない友情などを表現するのにうってつけですし、縁起の良さも感じられるのではないでしょうか。生花に比べて圧倒的に寿命が長く、水やりなどのお世話も必要ありませんので、お祝いの品として重宝しそうです。