大輪の胡蝶蘭をボリュームたっぷりに仕立ててあるものはたいへん迫力がありますよね。3本や5本立ちの仕立ては開店祝いなどでよくみかけることも多いかと思いますが、たとえば10本立てやそれ以上にあしらわれた大輪胡蝶蘭は、圧倒的な迫力で沢山の人の目を引くのではないでしょうか。

胡蝶蘭は花弁の大きさによって大輪、中輪、ミディと大きく分けて3つに分類することができます。この分類に関しては、生産者やお店などで大きさの区別や分類の認識が異なりますので、あくまで参考程度にしてください。大輪胡蝶蘭はよく開店祝いや当選祝いなど、ビジネスシーンで一番贈られており、気品のある存在感が魅力です。。品種にもよりますが花弁の大きさが10～15cm程度あります。全体的に株自体も大きいものが多いので場所が限られている空間やご自宅へ贈る際は、実際に飾っていただける場所があるか前もって確認しておくと安心かもしれません。

大輪胡蝶蘭よりひと回り程度花弁が小さいのが中輪胡蝶蘭です。ピンクや黄色などカラフルな色合いが多く、大輪胡蝶蘭にも見劣りしない華やかさがあります。真っ白の上品な花弁が魅力のアマビリスもこの中輪胡蝶蘭に分類されます。このアマビリスは白い大輪胡蝶蘭の原種となった品種です。胡蝶蘭の中でも乾燥に強く丈夫な品種のため、昔から大変人気があります。この中輪サイズの胡蝶蘭は開店祝いなどにはもちろん、ご自宅などでも飾りやすいサイズといえます。

ミディ胡蝶蘭は花弁の大きさが3～6cm程と小さいのですが、鮮やかな色や個性的な形の品種がたくさんあり、寄せ植えされた鉢なども販売されています。株自体の大きさも比較的コンパクトなものが多く、ご自宅のリビングやキッチンなどでも楽しみやすく、飾る場所を選びません。ちょっとした手土産などにも持っていきやすい価格帯とサイズが多いです。またこの中から分類すると更に小さいマイクロ胡蝶蘭があります。こちらも比較的安価で販売されておりますので、自分の家にちょっと飾ってみたいときなどお気軽に楽しむことができるのではないでしょうか。

大きい胡蝶蘭も小さい胡蝶蘭も、どちらも違った魅力がありますね。用途によって使い分けてみてください。贈り物としてはもちろん、切花などの代わりに胡蝶蘭を飾ってみてはいかがでしょうか。きっとお部屋に華やぎを与えてくれることでしょう。