みなさんはご友人にお花をお贈りすることはありますか。ご友人がお誕生日を迎えるときや、お引っ越しをしたとき、ご結婚をされたとき、起業したとき、学校や資格などに合格したといったときにもお祝いとしてお花をお贈りするという方は多いのではないかと思います。海外ですと、ご友人宅のホームパーティーに招かれたときにお花を持っていくという方も少なくありません。

ご友人へプレゼントするお花は、ガーベラやチューリップ、ひまわりなど親しみやすく可愛らしい雰囲気のものをお選びになる方が多そうです。カジュアルな印象のお花のほうが、気負わずにお贈りできますし、相手の方も恐縮せずに済みます。しかし、少し豪華な雰囲気のお花をお贈りしたいというときには、黄色いバラをお贈りしてみてはいかがでしょうか。

バラはロマンチックなイメージがあるため、友人同士のプレゼントにはマッチしないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、黄色いバラは豪華さと高級感はそのままに、明るく親しみやすい雰囲気も持ち合わせています。それもそのはず、黄色は「明るさ」「楽しさ」「ユーモア」を意味する色で、見る人の心を幸福感で満たしてくれる効果があるとされているのです。さらに、黄色を眺めると苦痛を感じにくくする効果があると言われています。お祝いにはもちろんのこと、お見舞いや苦境に立たされている方、つらい経験をされたご友人にお贈りするのもおすすめです。少しは心が軽くなり、前向きな気持ちになってくれるかもしれませんね。

花言葉を見ても、黄色いバラはご友人向けの贈り物に適していることがわかります。「献身」という花言葉のほかに、「友情」という花言葉を持っているからです。ご友人同士ですと、相手への感謝や尊敬などの気持ちをなかなか言葉にできないこともあるかと思います。照れくさくて、伝えられないというかたもいらっしゃるでしょう。黄色いバラをお贈りすれば、ご友人を大切に思う気持ちが伝わるかもしれません。

古くから、お花には自分の気持ちを伝える力があると考えられており、その考えが花言葉を生み出したと言われています。17世紀のトルコで流行した「セラム」という風習で、恋人に思いを伝えるときには言葉ではなく、お花をプレゼントして愛情を伝えていました。現代は、コミュニケーションツールが発達し、人とのコミュニケーションが容易になりました。しかし、友情や愛情、感謝などを伝えることは難しいと感じている方はすくなくありません。そこで、ご友人に黄色いバラをお贈りして友情を深めてみてはいかがでしょうか。