「カーネーション」というお花をご存知の方は多いのではないでしょうか。母の日に母親へ感謝の気持ちを込めてお贈りするお花として、よく知られています。母の日には、赤いカーネーションをお贈りするのが一般的。「母への愛」「母の愛」「真実の愛」という母親から子どもへの無償の愛を表現する素敵な花言葉が付けられています。ですから、カーネーションは母の日にしか贈り物に選ばないという方は多いかもしれません。

しかし、カーネーションはバラやガーベラ、ヒマワリなどとならんで、人気の高い種類のお花です。レースのような花びらが幾重にも折り重なる姿が特徴的で、一輪だけでも様になる姿をしています。そんな素敵な姿をしたカーネーションを母の日にしか贈らないというのは、もったいないような気がしませんか。個性豊かで美しいカーネーションをご友人やご家族、お知り合いなどのお祝いにお贈りしてみてはいかがでしょうか。

「カーネーションといえば赤」という印象が強いかもしれませんが、カーネーションはカラーバリエーションが豊富です。白やピンク、オレンジ黄色のほか、めずらしいものですとライムグリーンのものもあります。滅多に見かけませんが、紫色や青いカーネーションも存在します。お贈りする相手の方のイメージや好みに合わせて、カーネーションを選び、お贈りしてみてはいかがでしょうか。

カーネーションをお贈りするときには、素敵な花言葉も把握しておくと便利です。まず、カーネーション全体の花言葉は「無垢で深い愛」です。この花言葉は、キリストが十字架で処刑されたときに聖母マリアの涙からカーネーションが生まれたという伝説が由来となっています。深い愛情を表現する言葉ですので、ご両親だけでなく、お子さん・お孫さんや恋人へお贈りするのにおすすめです。

お花の色ごとの花言葉も少し見てみましょう。相手の方へ「いつもありがとう」という気持ちをお伝えしたいなら、「感謝の心」が花言葉のピンクのカーネーションをお贈りしてみてはいかがでしょうか。お付き合いしている方にプレゼントするなら、オレンジ色のカーネーションの花言葉がぴったりです。キュートな姿とは裏腹に「情熱」「熱烈な愛」という花言葉が付けられています。

人気が高く、古くから親しまれているカーネーションの贈り物は、あらゆる方に喜んでいただけそうですね。小さなお子様からお年を召した方まで、幅広い世代の方におすすめのお花です。お花をお贈りする機会がありましたら、カーネーションを選んでみてはいかがでしょうか。