花びらが幾重にも折り重なるバラの花。バラに対して優雅で上品、そしてロマンチックなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。また、バラの花を「美の象徴」とされることも多く、美しい女性をバラの花に例えることも多々あります。それは、バラの花が美しいだけでなく、バラ全体には「愛」「美」という花言葉がつけられていることも関係しているかもしれません。また、バラはギリシャ神話に登場する、愛と美、豊饒の女神・アフロディーテ（ヴィーナス）とともに生まれたという伝説があります。海の神様が美しいものを「創造できる」と言ってアフロディーテを生み出し、それを目の当たりにした陸の神様が、自分の美しい創造物を生み出せることを証明するためにバラを創ったというストーリーです。それゆえ、美しい女性をバラに例えるようになったのかもしれません。

このようなロマンチックなストーリーがあることや「愛」という花言葉を持つことから、古くから、男性は好きな女性へバラの花を贈っています。映画で男性がバラの花束を手に、女性へプロポーズをするシーンを見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。映画にとどまらず、欧米ではプロポーズのときにバラの花束を贈るという光景はよく見られます。

このような背景から「バラの花束は恋人に贈るもの」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。しかし、ご友人やお知り合いなど恋愛関係以外の方にもバラのお贈りしてみてはいかがでしょうか。数あるお花のなかでも、バラの花は高い人気を誇りますから、あらゆる方に喜んでいただけそうです。上品で豪華な印象ですので、お世話になった方や目上の方にもお贈りできますし、お取引先の企業様への贈答品としてもおすすめです。

とはいえ、バラはロマンスを彷彿させるお花ですから、バラをお贈りすることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。そのような方におすすめなのがオレンジ色のバラです。オレンジ色のバラは、赤やピンク、白などのバラに比べて親しみやすい雰囲気が特徴です。「幸多かれ」「絆」「信頼」「健やか」といった花言葉を持っていますので、ご友人やご家族のほか、お仕事関係の方へもお贈りできそうです。また、小ぶりのお花を咲かせるスプレーバラもカジュアルで可愛らしい雰囲気ですので、親しい方にお贈りしやすいのではないでしょうか。

こうしてみると、バラは恋人や奥様、ご友人、ご家族など、さまざまな方への贈り物に適していると言えそうです。ビジネスシーンにもお贈りできますね。お花をお贈りする機会がありましたら、バラの花束を選んでみてはいかがでしょうか。