祝い花と聞くと、どのようなお花を思い浮かべますか。おめでたいシーンにお贈りするお花なら、明るい色合いのお花を用いて華やかに仕上げた花束やフラワーアレンジメント、スタンド花などをイメージするかもしれませんね。慶事に使われる紅白幕をイメージして、赤いお花を選ぶという方もいらっしゃいます。赤い色を見ると、身体が活動的になる交感神経が活発化し、体温が上昇、アドレナリンが分泌されて高揚感を得られます。ワクワクするような気持ちになれますから、赤いお花は、お祝いのときにはぴったりと言えるでしょう。

しかしその一方で、「お祝いの準備で忙しかったため、リラックスして過ごしたい」という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ご多忙な方へお花をお贈りするならピンク色のフラワーギフトを選んでみてはいかがでしょうか。ピンク色は、怒りやストレスを鎮め、心身をリラックスさせる効果があるためです。その効果は科学的にも実証されており、1979年にアメリカの海軍矯正施設にある独房の壁をピンクに塗ったところ、囚人の攻撃性が低下したという結果が報告されています。この実験は、2011年と2013年にも実施され、効果は大きいと評価されました。現在は、アメリカやスイス、ドイツなどの刑務所でピンク色が取り入れられています。

また、ピンク色は女性ホルモンの分泌を促進したり、ホルモンバランスを整えたりする効果もあることがわかっています。女性ホルモンのバランスが崩れると、吹き出物、乾燥などの肌トラブルや、貧血、冷え、めまいなどの体調不良、イライラや不安感が強くなるなどメンタルの不調を招く可能性があります。ピンク色のお花を眺めていただけば、女性ホルモンの分泌が促され、不調を解消してくれるかもしれません。ホルモンバランスは、加齢のほか、ストレスでも崩れることがあります。お忙しい方には、少しでもストレスを軽減できるよう、ピンク色のお花をお贈りしてみてはいかがでしょうか。

さらに、ピンク色のお花は男女ともに人気ナンバーワン。あるアンケート調査によると多くの方が「ピンク色のお花が一番好き」と答えています。お贈りする相手の方の好みを把握しておらず、どのようなお花をお贈りしたらよいか悩んでいるときには、ピンク色のお花を選ぶのも手ですね。

眺めていると優しい気持ちになり、ストレスが軽減され、リラックスできるピンク色のお花をお贈りしてみてはいかがでしょうか。空間に華を添えてくれるだけでなく、心身にも作用する素敵な贈り物として喜んでいただけるのではないかと思います。