花束やフラワーアレンジメントなどのフラワーギフトは、お祝いや記念日には欠かせない贈り物ではないでしょうか。お花は美しく、見る人の目を楽しませてくれるだけでなく、素敵な花言葉や風水の効果などがあり、メッセージ性や縁起の良さもあることから、多くの方が、お祝いの品にフラワーギフトを選んでいらっしゃいます。どのようなお花であっても、お祝いの気持ちはお贈りする相手の方に伝わるものですが、中でも赤いお花はよりダイレクトにお祝いのメッセージが伝わりそうです。

その理由は、赤は日本においては「お祝いの色」「おめでたい色」と考えられていたためです。お祭りや慶事で赤と白の縦じま模様の「紅白幕」が飾られているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。紅白幕は、日本では古くから赤は「太陽の色」「炎の色」で厄払いの効果があると考えられ、人生の晴れ舞台を彩るのにふさわしい色であることが関係しています。そのため、赤い色のお花は、お祝いの気持ちを表現するのに適していると言えそうです。

また、赤い色は生命力やエネルギーの象徴とされ、風水では「勝負運」「仕事運」に効果があると考えられています。風水と聞くとおまじないのように感じるかもしれませんが、赤い色の風水効果は、信憑性があるようです。なぜなら、ある研究によると、赤い色を見た人の脳内では、血流を促進し体温を向上させ、人を活発な状態と導き、モチベーションをアップさせるアドレナリンという成分が脳内で分泌されることがわかっているからです。さらに、イギリスのある大学による研究では、サッカーのゴールキーパーに赤いユニフォームを着用させて試合をさせたところ、他の色のユニフォームを着たキーパーよりもシュートからゴールを守れたという結果となりました。このような結果を見ると、風水効果はあながち迷信ではなさそうですね。赤いお花をお贈りすると、背中を押されているように感じられ、心強いと感じてくれるのではないでしょうか。

このように、赤いお花はお祝いする気持ちを伝えるだけでなく、相手の方を応援したいときにも適しているといえそうです。人生の節目のお祝いを盛大にお祝いしたり、仕事など新たな事業を始めようと尽力している方を応援したりするときには、赤いお花をお贈りしてみてはいかがでしょうか。お祝いや応援の気持ちが伝わる素敵な贈り物として喜んで受け取っていただけるのではないかと思います。