お祝いでフラワーギフトをお贈りするときは、おめでとうというお祝いの気持ちをこめてお贈りされていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。それ以外にも、退職祝いで「今までお疲れ様でした」というねぎらいの気持ちや、開店・開業祝いで「新しい挑戦を応援しています」といった思いが込めることもあるかと思います。

そのような思いをメッセージカードに記したり、言葉でお伝えしたりすると、お相手に喜んでいただけるのではないでしょうか。しかし、思いをストレートに表現することに対して、気恥ずかしさを感じて、抵抗があるという方もいらっしゃるかもしれません。そこで、応援している気持ちを表すために、お花の色の力を借りてみることをおすすめいたします。

例えば、赤はエネルギーを表す色。赤い色を目にすると、血流が促進され体温アップ、やる気を促すドーパミンが分泌されるため、活力が湧いてきます。そのため、相手の方が、大きな仕事を抱えていたり、新しい事業を起こそうとしたりしているなど、エネルギーが必要なときは赤いお花がおすすめです。赤い色が持つ効果をお伝えすると、応援していることが伝わるのではないでしょうか。

また、オレンジ色も力強いパワーを持つ色です。赤に黄色が混ざっているため、「陽気」「喜び」「幸福」といった印象を与える色です。オレンジ色のお花をお贈りすると、お祝いを一緒に喜びたいという気持ちや、幸福を願う気持ちが伝わるのではないでしょうか。さらに、オレンジ色は風水において、人間関係を豊かにする効果があると言われていますので、相手の方との関係がより良好になるかもしれません。

ちなみに、インドで多くの方に信仰されているヒンドゥー教では、オレンジ色は火を象徴する神聖な色で縁起が良いと愛されています。

白いお花が持つ意味もメッセージ性があると言えそうです。白い色は、何色にも染まっていないことから「始まりの色」という意味を持っています。結婚祝いや、開業祝い、就職祝いなど人生の節目や新たな事を始める方にお贈りすれば、「あらゆる可能性がありますから、がんばってください」というメッセージが伝わるかと思います。

このように、人にさまざまな感情をいただかせる効果があります。はっきりと口にせずとも、無意識にメッセージを受け取っていただけるかもしれませんね。お祝いのシーンやお相手の立場などに合わせて、お花の色を選んでみてはいかがでしょうか。