お祝いにお花をお贈りするという行為の背景には、相手の方に対して何らかの感情があるのではないでしょうか。言葉にせずとも、「おめでとうございます」「ありがとうございました」「幸せを願っています」といった、何らかの気持ちをお持ちではないかと思います。相手の方に対して、「がんばってください」「応援しています」という気持ちをお持ちなら、赤いお花をお贈りして、ご自身の気持ちを表現してみてはいかがでしょうか。

なぜなら、色彩心理学では赤いお花は自信や勇気を与え、やる気を引き出し、勝負時には力を発揮すると言われている色であるためです。なぜそういわれているかは、赤は「情熱」「元気」といった強いエネルギーを感じさせるからかもしれません。実際に、赤い色を見た人は、自律神経のうち身体を活動的にさせる交感神経が活性化します。交感神経が活性化すると、脈や呼吸が早くなり、体温が向上して脳内ではドーパミンが分泌されます。このドーパミンこそが、やる気の元。心がポジティブになり、「やるぞ！」という気持ちにさせてくれる効果があるのです。色彩心理学における赤い色の効果は、事実だと言えるかもしれませんね。

こうした効果を知ってか、赤いものを身につけるという方は多いです。政治家など国のリーダーやビジネスパーソンが赤いネクタイを身に着けているのを見たことがある方はいらっしゃいませんか。この赤いネクタイは「パワータイ」と呼ばれており、周囲の人々に自信や情熱、リーダーシップなどを印象付ける効果があるとされています。プロゴルファーのタイガーウッズも、試合のときには赤いシャツを着用していたのをご存知の方は多いのではないでしょうか。また、戦国時代の武将は鎧兜に赤い色を取り入れていました。これは、赤い色が持つパワーを自分のものとすると同時に、敵に対して威嚇するためでした。

今も昔も、赤い色のパワーを利用している方が大勢いるのがわかりますね。贈り物にも、この赤い色の力を取り入れてみてはいかがでしょうか。赤いお花をお贈りしたら、相手の方は「背中を押してくれている」「応援してくれている」と感じてくださるかもしれません。また、何か大きな課題などを抱えていても、赤いお花をいただいたら乗り切るパワーが湧きそうですね。赤いお花が相手の方をサポートしてくれそうです。

エネルギッシュで華やか、多くの人の目を引く赤いお花のギフトを贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。