個人的またはビジネスのお付き合いなど、さまざまな関係の中で展開されるお祝いシーンで、花束やフラワーアレンジメント、スタンド花などが贈られます。とりわけスタンド花は、飲食店や美容室などお店関係や規模の大きな商業施設、ホテル、オフィスビルなどのオープンや周年などのお祝い、また俳優さんなどの出演祝いで贈られることが多い印象もあり、たいへん華やかでしっかりとしたボリューム感、存在感があります。

このようなフラワーギフトを贈るにあたっては、運気アップを期待できる「花風水」を意識してみるのもおすすめです。風水では、万物は「木・火・土・金・水」の５つの気で成り立っていて、さらに「陰」と「陽」の２つの性質があると考えられています。お花は「木」の気を持ち、相性の良い気同士を組み合わせることで「陽」のエネルギーを発すると言われています。

ちなみに風水におけるお花は、人や動物と同様に「生き物」とされており、生気のエネルギーを発していると考えられています。そのため気が停滞しがちな場所に置くことで、気を循環させてくれます。こうした、風水の一種としてお花を組み合わせた考えを「花風水」と言います。

では実際に、お花をどのような場所に飾ると良いのでしょうか。おすすめの1つは、玄関です。お店やビルなどの場合はエントランスということになりますが、人が出入りする玄関は、全ての運気の入口になりますので、たいへん重要な場所と言えます。入口が整っていれば、家や店内に良い気を行き渡らせることができそうですし、来客の印象も良くなるのではないでしょうか。なお、お花を飾る空間は、いつもキレイに掃除をしておくと、より一層の運気アップが期待できると考えられています。

キッチンやトイレといった火や水の気がある場所は、気のバランスが乱れがちだったり、悪い気が溜まりやすい場所になりますので、お花を飾ることでそうしたマイナスを好転させることも期待できます。

風水への期待度をより高めるため、しおれたり枯れたりしたお花は飾らないようにします。スタンド花やフラワーアレンジメントなどを飾る際は、定期的にお花をチェックし、元気のなくなったお花を除いてあげたり、バランスをとって間引いたお花を他の場所に飾るなどの工夫をすることで、風水効果を期待しつつ、お花そのものを楽しむこともできると言えるでしょう。