昨今、起業などでオフィスやお店などを新たにオープンする女性も多くなっています。また仕事によっては、女性の多い職場なども増えていると言えます。そうしたシチュエーションを含めて、各種のお祝いシーンにおいてお花が贈られることは多く、贈る側も、ときに女性的なイメージを意識したチョイスをすることもあるのではないでしょうか。

性別に関わらず、私たちはお花を見ることで「幸せホルモン」のドーパミンが分泌されると言われており、その結果、気分が癒されたり、明るい気持になったりします。中でもピンクのお花は、女性にとってたいへんなメリットがあるとされているのです。女性は、ピンク色を見ることで女性ホルモン（エストロゲン）の分泌が促され、心身に良い影響があると考えられています。たとえば肌に潤いやハリを与えたり、代謝を促したり、自律神経を整えたりする効果が期待できます。

そしてピンクは、女性だけでなく人の緊張を和らげたり、優しい気持ちにしてくれるとも言われています。したがって、オフィスやお店などにピンク系のお花を飾ることで、お客様との関係はもちろん、スタッフ同士のコミュニケーションにも良い影響があると期待されています。ちなみに、2013年にスイスのいくつかの刑務所では、囚人服や壁などの色をピンク色に変更したことにより、刑務所内のトラブルが減ったとする検証が行われました。世界的にも、この「クールダウンピンク」の活用事例は多くあるようです。

そんなピンク（PINK）は、元来ナデシコを意味する言葉でした。色の名称として用いられ始めたのは18世紀と言われています。それが女性をイメージする色として定着したのは20世紀に入ってから。ある米国のファーストレディーがピンク色を好んでいたことがきっかけと言われています。

フラワーギフトとして用いるピンク系のお花には、バラをはじめ、ガーベラやカーネーションなど、さまざまな種類があります。現代はお花の栽培技術も高まり、多くの花が年間を通じて入手しやすくなっていますので、どのような季節でもピンク系のお花をあしらったフラワーギフトを贈ることができます。

また、ピンク系のお花を配しながら、相性の良いお花を組み合わせることで、さまざまな表情を演出することができます。たとえばグリーン系のお花との組み合わせはいかがでしょうか。爽やかで調和の取れた印象で、女性に限らず多くの方にお喜びいただけそうです。