ドライフラワーは手軽に長く楽しめ、近年ではインテリアとしても人気のおしゃれアイテムであり、飽きの来ないディスプレイとしても活躍しています。スタンド花でもくすみカラーやアンティークな風合いで、生花とはまた違った雰囲気を演出してくれます。トライフラワーと聞くと「枯れたお花」ではないのかと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、ドライフラワーは咲ききって枯れる前の一番美しい状態で水分を抜き取った状態のお花を指します。そうすることで深みのある味わいが生まれるのです。

他にも長く楽しめるお花として、生花から色素を抜き取り特殊な加工を施した「プリザーブドフラワー」がありますが、ドライフラワーが持つ自然の色合いは、素材の良さをそのまま生かしたものであり、プリザーブドフラワーにない特別な良さがあります。今回はスタンド花やアレンジメントだけでなく、ご自宅で飾ったりディスプレイとしてもおすすめのドライフラワーをご紹介いたします。

まず丸く小さな花が可愛らしいかすみ草は、お手軽にドライフラワーとして楽しむことができます。他のドライフラワーと合わせて少し入れるだけでも可憐な雰囲気を演出することができます。かすみ草は花の水分量が少なく、初心者でも簡単にドライフラワーにすることができます。ミモザは色鮮やかで退色しにくいため、ドライフラワーに適していると言われています。2月や3月頃に良く見かけるようになるミモザですが、黄色くホワホワとした小さな花は可愛らしく、春らしい雰囲気を持ち合わせており部屋に飾るのにも人気のお花です。ドライフラワーにしたミモザはリースにもよく用いられています。

紫陽花はふっくらとした手毬のような雰囲気で、梅雨の時期には人々の心を癒してくれる存在ですが、ドライフラワーにすることで、褪色していく過程も楽しむことができます。また夏に咲いたアジサイの花色が季節の移り変わりとともに変化して秋にアンティークカラーになったものを秋色アジサイと呼びますが、こちらもドライフラワーにすることで深みのある色合いを長く楽しむことができます。クラスペディアはポコポコと丸いお花が可愛らしい鮮やかな黄色が特徴の花です。クラスペディアはドライフラワーになっても色味が残りやすいため、可愛らしいフォルムと鮮やかな黄色をほぼそのまま楽しむことができます。

ドライフラワーはお手軽に普段の生活に取り入れることができるおしゃれアイテムです。ぜひ楽しんでみてくださいね。