あらゆるお花の中でも最も美しいと言われているバラ。たくさんの花びらが折り重なる姿は、優雅で華やかな美しさを持っています。洗練された佇まいをしていることから、多くの方々がバラの花束やフラワーアレンジメントを贈り物に選んでいらっしゃいます。

さらに、バラの花はメッセージ性があることも、贈り物に選ばれる理由の一つと言えるでしょう。バラ全体には「愛」「美」といった花言葉が付けられているほか、白いバラには「相思相愛」、赤いバラは「あなたを愛しています」など、お花の色ごとによって異なる花言葉が付けられています。また、バラの花1本で「一目ぼれ」、2本で「この世界に二人だけ」、3本で「愛しています」など、バラの本数によって花言葉が変わることも特徴です。

さらに、トゲや葉にまで花言葉が付けられているのをご存知でしょうか。トゲには「不幸中の幸い」という意味深な花言葉が付けられていますし、葉には「希望」「がんばれ」という相手を応援したいときに贈りたい言葉が付けられています。バラのトゲや葉をお贈りするという方は、なかなかいらっしゃらないかと思いますが、知っておくと話のネタになりそうですね。ちなみに、トゲのないバラは「誠意」「純潔」という意味を持ちます。贈り物用に販売されているバラは、ほとんどの場合はトゲを除去されていますが、もし、ご自身で育てたバラをプレゼントするなどの場合は、トゲを除いてから差し上げることをおすすめいたします。

バラの花言葉はまだまだあります。バラのお花の状態によっても、意味が変わってくるのです。例えば、赤いバラの蕾は「純粋な愛らしさ」、白いバラの蕾ですと「少女時代」です。女の子のお孫さんにプレゼントするのにうってつけな花言葉ではないでしょうか。また、出産祝いには満開のピンクのバラがおすすめです。なぜなら、「赤ちゃんができました」という意味を持つためです。贈り物には適しませんが、白い枯れたバラは「生涯を誓う」という花言葉を持っています。欧米では、ドライフラワーに「永久」「終わらない友情」という素敵な花言葉が付けられていますから、枯れたバラにもポジティブな花言葉が付けられているのかもしれませんね。

バラは、ここでご紹介した以外にもさまざまな花言葉を持っていますから、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。お祝いにバラをお贈りするときには、花言葉も意識していただくと、より素敵な贈り物になりそうです。