結婚祝いに白いバラの花をお贈りするという方は、多いのではないでしょうか。白いバラには「相思相愛」「純潔」という花言葉が付けられており、結婚祝いはもちろんのこと、結婚式のディスプレイや花嫁さんが持つブーケなどにもよく用いられています。もし、結婚祝いに白いバラをお贈りするなら、12本のバラの花束を用意して、結婚式、または、結婚パーティーや二次会などの余興に「ダズンローズセレモニー」をしてみてはいかがでしょうか。

ダズンローズセレモニーとは、古くからイギリスに伝わる風習です。SNS上でロマンチックだと話題になり、海外はもちろんのこと、日本でも行われるようになりました。ダズンローズセレモニーの「ダズンローズ」とは、12本のバラのこと。19世紀のイギリスで、ある男性が女性にプロポーズをするために、彼女の家へ向かう道すがら、12本の花を摘み花束を作りました。その花束を差し出しプロポーズをしたところ、女性はプロポーズを受け入れ、花束から1本の花を抜き、男性の胸ポケットに入れたと言われています。これが、ダズンローズ発祥のエピソードで、結婚式などで取り入れられるようになりました。

12本のバラには、それぞれ「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」「希望」「愛情」「情熱」「真実」
「尊敬」「栄光」「努力」「永遠」という意味が込められています。これらの意味を持つ12本のバラを贈ることで、12の要素をすべて「誓います」という意味になると言われています。

ダズンローズのやり方は、まず12本のバラを一本ずつゲストに配っておきます。新郎が入場するときに、ゲストからバラを1本ずつ受取り、12本のバラの花束を新婦に贈ります。最後は、新婦が12本のバラを1本抜き、新郎の胸ポケットに挿して完了です。ゲストを巻き込んでできる、素敵な演出ではないでしょうか。結婚式や二次会、パーティーがより一層、盛り上がりそうですね。SNS上には、このダズンローズセレモニーに感動したという多くのコメントが見られました。

ダズンローズセレモニーは、結婚記念日などにも行われています。結婚をしている夫婦が改めて愛を誓う「パウリニューアル（誓いの更新）」を、ダズンローズセレモニーで演出する夫婦が増えていると言われています。ご友人やご家族の結婚記念日には、プレゼントとして12本のバラの花とダズンローズを企画してみてはいかがでしょうか。

結婚式でも結婚記念日でも、12本のバラをお贈りしてダズンセレモニーを行うことで、より愛情が深まりそうですね。