冠婚葬祭あらゆる場面で選ばれている胡蝶蘭は、なぜここまで人気なのでしょうか？見た目の美しさ、高級感、清楚な雰囲気・・・胡蝶蘭には様々な魅力がありますが、今回は胡蝶蘭の人気の理由について、詳しく見ていきたいと思います。

胡蝶蘭は、最初に発見されたのは1800年代と言われています。熱帯雨林に生息する原種の胡蝶蘭は、茶色っぽい花びらに斑模様が入り、現在流通している胡蝶蘭とは見た目が全く違いました。学名では「ファレノプシス（蛾のような）」といいますが、まさに蛾のような見た目だったんですね。日本に胡蝶蘭が輸入されたのは明治時代に入ってからです。熱帯地域原産の胡蝶蘭は日本の厳しい寒さに弱く、温度を保てる環境が不可欠でした。そのため、一部の上流階級の人しか目にすることができず、庶民にとっては見ることはおろか、その存在自体知ることの出来ないものでした。

それから品種改良が進み、温室設備が整い栽培技術が向上したことによって、安定して栽培できるようになってきました。明治末期ごろには一般庶民も手に入れることができるようになり、高級品として広まっていきました。

このような背景があるため現在でも高級品というイメージが根強くついています。価格も高価ではありますが、だからこそ開店祝いや上場祝い、結婚祝いなど特別なシーンでの贈り物として選ばれています。胡蝶蘭というと、他のお花とは違った特別感、ゴージャスさを出すことができるのです。

胡蝶蘭の魅力は見た目の美しさだけではありません。胡蝶蘭は香りや花粉が少なく、病院や会社など場所を問わず贈っていただくことができます。ペットを飼われている方や、ご年配の方などにも安心です。さらに、花持ちがとても良く、１か月以上も美しい花姿を楽しむことができます。鉢植えでのお届けなので花束のように花瓶に移したりする必要もありません。１～２週間に一度水やりをするだけで良いので、お花を育てたことがないという方や忙しくてこまめに手入れが出来ないという方にもおすすめです。

また、胡蝶蘭には「幸福を運んでくる」という大変縁起の良い花言葉がつけられています。これからの輝かしい未来を応援するのにピッタリな花言葉ですね。お店や会社などの周年祝い、移転祝い等に贈っても喜んでいただけそうです。美しい見た目だけでなく、様々な魅力を持つ胡蝶蘭を、是非お祝いのシーンで選ばれてみてはいかがでしょうか。