「パーソナルカラー」をご存知でしょうか。パーソナルカラーとは、肌や目、髪の色などをもとに、ひとりひとりにマッチした似合う色のことを指します。服やコスメなど身に着けるものを選ぶとき、このパーソナルカラーを基準にすると、自分に似合うものを身に付けられます。そのため、パーソナルカラー診断を受け、自分に似合う色を把握している方が増加中。似合うものを身に付ければ、魅力を引き出せることを知っているからです。そこで、お花をお贈りするときには、相手の方のパーソナルカラーを基準に選ぶのもおもしろいのではないでしょうか。

パーソナルカラーは大まかに分けると、肌の黄みが強い「イエローベース」とピンクがかった「ブルーベース」に分けられます。そこから、さらに二つのグループに細分化し、髪や瞳が明るい方を「イエローベース・春」「ブルーベース・夏」となります。反対に、髪や瞳が濃い色の方は「イエローベース・秋」「ブルーベース・冬」となり、4つのグループができあがります。では、この4つのグループはそれぞれ、どのようなお花が似合うのでしょうか。

まず、イエローベースから見てみましょう。キュートで親しみやすい雰囲気を持つ「春」のグループにおすすめなのが、黄色やオレンジ、サーモンピンクなど明るく鮮やかな色で、ガーベラやミモザ、マムなど丸みのあるかわいらしいお花です。一方、「秋」は、シックで大人っぽい雰囲気の方が多いグループです。ダリアやガーデニア、ローズなどインパクトある大輪の花で、深みがあり落ち着いた黄色やオレンジ、赤などの色が似合います。

次に、ブルーベースの方に似合うお花をご紹介します。エレガントで上品な印象を与える「夏」のグループの方に似合うのは、花びらが繊細で優しい印象のお花です。パステルカラーやグレーがかったブルー系やピンク系のローズやスイトピー、ラベンダーなどを選んでみてはいかがでしょうか。最後にご紹介する「冬」のグループは、クールで華やかな雰囲気を持っています。深紅や濃い紫、マゼンダなど、鮮やかな色のアンスリウムやオーキッド、カラーなど個性的なお花がマッチします。

フラワーギフトを身に着けるといったことは、考えられませんが、お花を持って写真を撮影するかもしれません。そのようなとき、相手の方に似合うお花ですと、魅力がより引き出されます。もし、相手の方のパーソナルカラーを聞き出せた場合、相手の方に似合うお花を選んでみてはいかがでしょうか。このようなお花の選び方も、おもしろいのではないかと思います。