お花は赤や白、ピンク、黄色、紫……など、さまざまな色がありますよね。どの色も美しく、それぞれ異なる個性を持っています。その中でもピンクと赤のお花は多くの方に選ばれています。実際に、2015年に実施した市場調査によると、ピンクと赤のお花は最も多くの方に好まれていることが判明しています。そこで、この記事では、人気のピンクと赤のお花で作られた花束やフラワーアレンジメントの魅力をご紹介します。

ピンクと赤のお花の組み合わせの魅力は、何と言っても、絶妙なグラデーションです。ピンクだけのお花も可愛らしいのですが、赤が加わると華やかさが加わり目を惹きつけるでしょう。逆に、赤一色ですと派手すぎると感じられるかもしれません。そこで、ピンクのお花を加えると柔らかさや優しさが出て、程よく華やかな姿となります。

赤とピンクのお花のフラワーギフトは、お悔やみなどのシーン以外なら、あらゆるお祝いの贈り物におすすめできるのも魅力です。華やかな雰囲気ですので、相手の方をお祝いしたいという気持ちが伝わるギフトとなるのではないでしょうか。しかし、赤は「赤字」を連想するため開業祝いには不向きである、または、赤は「火」の色で「火事」を連想するため新築祝いにはタブーだという声もあります。赤いお花はアクセントとして入っているなら気にならないという方は多くいらっしゃいますので、ご不安であればピンクを多めに取り入れた花束やアレンジメントをおすすめいたします。

ピンクと赤いお花の組み合わせは、自律神経のバランスを取るのにも効果が期待できるかもしれません。人は赤い色を見ると、身体が興奮状態になる交感神経が活発になります。すると、血流が促進され体温が上昇、するとアドレナリンが分泌されるので、やる気が向上するという効果が得られます。大変すばらしい効果ですが、常に交感神経が優位ですとリラックスできずに疲れ切ってしまいます。一方、ピンクは交感神経が活発になって興奮状態にある心身をリラックス状態へと導いてくれる効果があります。さらに、ピンクは攻撃性を抑えて怒りを鎮める効果もありますので、心もやすらぎそうですね。赤とピンクのお花なら、「力が湧いてくるけれど精神が落ち着いてもいる」というような、程よい状態に導いてくれそうです。

赤とピンクを取り入れたフラワーギフトは、さほど珍しいものではありません。しかし、こうして紐解いてみると、とても魅力ある組み合わせであることがわかりますね。相手の方に喜んでいただけるギフトかと存じますので、どんな色のお花をお贈りしようか迷ったときは、赤とピンクをお選びになることをおすすめいたします。