花瓶などに移し替えず、そのまま飾れるフラワーアレンジメント。手軽に飾れる上、基本的に、すき間なくお花やグリーンを配置するため、見た目も華やかです。そのため、アレンジメントを贈り物とする方は、多いことでしょう。アレンジメントを贈りするなら、お花の美しい姿を長く楽しんでいただきたいですよね。そこで、相手の方にお渡しするときに、アレンジメントが長持ちするポイントをお伝えしてみてはいかがでしょうか。ひと手間かけるだけで、お花の寿命がグッと長持ちしますよ。

まず、セロハンなどでラッピングされていたら、外していただくようお伝えしてください。ラッピングは、アレンジメントを運ぶ際にお花を外部の刺激から守るためのもの。その一方で、ラッピングされたアレンジメント内部は、風通しが悪く蒸れやすい状況です。お花が早く傷む原因になり得ますので、飾るときにはすぐにラッピングを外すことが大切です。

次に、花が挿してある吸水性のスポンジ・オアシスを乾燥させないようご注意ください。オアシスは、乾燥してしまうと吸水力が落ちてしまうため、常に水を含んだ状態にしてあげることがポイントです。飾る環境にもよりますが、夏は1日1回、冬は2、３日に1回お水を加えてあげると良いでしょう。

アレンジメントの置き場所も考慮すると、さらにお花を長く楽しめます。置くのを避けた方が良い場所は2つ、エアコンの風が当たる場所と直射日光が当たる場所です。エアコンや扇風機などの風がお花に直接当たると、お花が乾燥してしまい、枯れるのを早めてしまいます。直射日光に当てることも、お花を傷める原因です。植物が育つには、日光が必要不可欠であるから、陽の光に当てたほうが良いと考える方はいらっしゃるかもしれません。しかし、切り花は直射日光が苦手なのです。

アレンジメントを置くのに適さない場所というほどでもありませんが、オフィスなど人通りが多い場所に飾る場合は、少し注意が必要かもしれません。うっかり、身体をぶつけてアレンジメントを落としてしまうというのは、よく聞きます。とはいえ、せっかくのきれいなお花は、多くの方に見ていただきたいものです。誰かが落としてしまわないよう、安定感があり、人とアレンジメントがぶつからない場所に飾ってあげてくださいね。

お花は、いつかは枯れてなくなってしまうもの。ずっと手元に置いておくことはできません。だからこそ、できるだけ長持ちさせて、お花の美しさを楽しんでいただきたいものです。ぜひ、アレンジメントを長く持たせるコツをお伝えしてみてくださいね。