ふりふりのお花が可憐で愛らしいスイートピーは見た目はもちろん、甘く爽やかな香りも大人気のお花です。スイートピーはマメ科でイタリア・シチリア島原産のつる性の植物で、和名では「ジャコウエンドウ（麝香豌豆）」「カオリエンドウ（香豌豆）」「ジャコウレンリソウ（麝香連理草）」などと呼ばれています。とにかく香りが魅力であることが和名からも伺えますよね。

花の色は、ピンク色や白色、赤色、紫色など様々ですがが、黄色のスイートピーは存在しません。白色などの花色の薄いものを染めることで、黄色やオレンジ色や複色などの花色が生み出されています。（ピンクなども染めの場合があります）その種類はどんどん増え、「みやびのかなで」というワインレッド系のシックな色や、複色タイプである式部シリーズと呼ばれる「式部」「紅式部」「青式部」などがあります。

また「ブルーフレグランス」という透明感のある紫の花色の宿根スイートピーも登場し人気を集めています。本来のつる性のマメ科らしい姿をしており、柔らかな曲線を描く姿はは空間を捉え、花束やアレンジメントに足すことにより存在感を放ちます。このブルーフレグランスは通常のスイートピーとは一味違った甘いマスカットのような香りがするそうです。

赤いスイートピーは「赤いスイートピー」の曲が生まれた当時は存在しなかったそうです。実際には赤系の花をつけるスイートピーは存在していたとも言われていますが、一般的には流通していなかったようです。歌のヒットに伴い品種改良が進められ、のちに赤いスイートピーが誕生し一般に楽しまれるようになりました。また偶然ともされていますがこの赤いスイートピーの曲の発売日である１月２１日は「スイートピーの日」として制定されています。花弁が左右対称で3種類の花びらから成り立っており、それぞれ1枚、2枚、1枚で構成されていることと、この時期が一番香りが豊かであることから１月２１日に制定されたそうです。

スイートピーには沢山のポジティブな花言葉があります。「蝶のように飛翔する」「門出」「優しい思い出」「永遠の喜び」など、贈り物にもぴったりといえる花言葉が付けられていますので、新築祝いや卒業祝いにもおすすめです。スイートピーは贈り物としてだけではなくご自宅で飾って楽しむお花としても大変おすすめです。その見た目の香りで癒し空間を作りだしてくれることでしょう