結婚や出産、開店、開業、新築などなど、お祝いごとには花束やフラワーアレンジメントなどのフラワーギフトが贈り物として選ばれています。美しいお花は眺めているだけで心が癒され、ほとんどの方はお花をいただいたらうれしいと思うのではないでしょうか。しかしその一方でお花の寿命は短く、美しさを楽しめるのはほんの数日程度です。「贈り物をするなら長く楽しんでいただきたい」とお考えなら、観葉植物を贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。上手に育てていただけば、数年にわたって元気な姿を楽しんでいただけますし、お部屋の素敵なインテリアにもなります。

では、どのような観葉植物をお贈りすればよいのでしょうか。観葉植物は「赤いお花は赤字を連想させるため、開店祝いや新築祝には不向き」などのシチュエーションによってはお贈りしない方が良い種類というものはありません。よって、どのような種類をお贈りしても喜んで受け取っていただけるのではないかと思います。とはいっても、観葉植物を育て馴れていない方にマメなお世話が必要な植物をお贈りしてしまうと、相手の方に負担をかけてしまうかもしれません。よって、贈り物には丈夫で育てやすい植物をお選びになることをおすすめいたします。

例えば、大きな葉が特徴のストレリチア・ニコライ（オーガスタ）やストレリチアレギネは、丈夫で初心者でも育てやすい植物です。南国風のエキゾチックで優雅な姿が人気で、親しい方への贈り物はもちろんのこと、お取引先の企業への贈答品として選ばれることも多い植物です。ストレリチア・ニコライもストレリチアレギネも「輝かしい未来」という素敵な花言葉が付けられていますので、まさにお祝いの贈り物にうってつけではないでしょうか。

長細い葉が特徴のドラセナも育てやすい植物で、観葉植物をはじめて育てるという方が最初の一つにドラセナが選ばれることも少なくありません。アフリカの熱帯地域が原産で種類が豊富なことが特徴で、さまざまな種類のドラセナをコレクションしているという方もいらっしゃいます。丸い葉をつけるフィカスも人気で、観葉植物の定番とも言われている存在です。耐陰性があることが特徴ですので、日当たりが悪いお部屋でも元気に育ってくれます。見た目が可愛らしくおしゃれなので、カフェやヘアサロンなどにもよく飾られています。

ほかにもカポックやポトス、モンステラ、ガジュマルなど多くの育てやすい植物があります。このような丈夫な植物を選んでお贈りすれば、どなたにも喜んでいただけるのではないでしょうか。