数あるお花のなかでも、特に高い人気を誇るのがバラの花です。度々、さまざまな団体や企業がお花に関する意識調査を実施していますが、「好きな花ランキング」では、バラは常に上位にランクインするほどです。そのため、贈り物にバラを選びたいという方は少なくないかもしれません。しかし、バラは華やかでロマンチックな雰囲気を持つことから、「恋人に贈る花」「プロポーズのときに贈る花」というイメージが強いのではないでしょうか。実際、ヨーロッパやアメリカでは「恋人にお花を贈るときは、決まってバラの花」だという方は多いものです。最近になって、バレンタインには好きな人に贈り物をする習慣が根付いた中国の都市部では、バレンタインにはバラの花束を持ったカップルをよく見かけます。よって、ご友人やご家族、ましてやビジネスの関係者にはバラの花をお贈りするのは、抵抗感があるという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、恋人や奥様ではない方にバラをプレゼントするなら、オレンジ色のバラをお贈りするのがおすすめです。なぜなら、オレンジ色のバラの花言葉は他の色のバラとは違って、さまざまな関係性にお贈りできそうな意味を持つ言葉ばかりだからです。オレンジ色の花言葉である「幸多かられ」という花言葉は、どなたにお贈りしても喜んでいただけるのではないでしょうか。ほかにも「絆」「信頼」という花言葉を持っており、こちらはお取引先や会社の上司、同僚への贈り物など、ビジネスシーンでの贈り物にマッチしそうです。ご友人へのプレゼントにもお贈りしたい花言葉ですね。また、出産祝いやお孫さんのお誕生日などにもオレンジ色のバラはおすすめです。「健やか」という花言葉が付けられているためです。

色彩心理学の視点から見ても、オレンジ色のバラはさまざまな関係性の方にお贈りできるのではないでしょうか。色彩心理学では、オレンジ色は明るさ、暖かさ、元気の良さという意味を持つとされており、親しみやすいイメージを与える効果があると言われています。カジュアルな飲食店やファミリーレストランのなかには、インテリアにオレンジ色を取り入れて、フレンドリーな雰囲気作りをしているお店もあります。他の色のバラと比べて、気軽にお贈りできそうですね。

バラは高級感があり華やかというイメージがあり、ときには「近寄りがたい」という印象を与えてしまうこともあるかもしれません。オレンジ色のバラなら、高級感や華やかさを持ちながらも、親しみやすい印象を与えてくれます。そのため、さまざまなシチュエーションでオレンジ色のバラをお贈りできるのではないかと思います。恋人や奥様以外の方にバラをお贈りするなら、オレンジ色のバラを検討してみてはいかがでしょうか