「ガーベラ」というお花をご存知の方は多いのではないでしょうか。バラやチューリップ、カーネーション、ひまわり、ユリなどのように花束やフラワーアレンジメントなどによく用いられているお花ですから、名前を知らなくても、見たことがあるという方も多いのではないかと思います。

ガーベラの歴史は、他のお花と比べて浅く、南アフリカで18世紀に医師であり植物学者であるT.ガーバーによって発見されました。「ガーベラ」という名前は、発見者のT.ガーバーに由来します。もともとは、赤い色のガーベラしか存在していませんでしたが、19世紀にはイギリスへ持ち帰られ、品種改良が行われ、さまざまな色のガーベラが誕生しました。現在では、赤のほかにピンクやオレンジ、黄色、白などのガーベラが存在します。日本には、明治時代後半から大正時代初めのころに輸入され、栽培されるようになりました。昭和33年4月18日には、日本国産のガーベラが誕生し、4月18日はガーベラの日となっています。

ガーベラの魅力は、陽気でキュートな姿ではないでしょうか。すらりと伸びた茎に、中輪から大輪の太陽を連想するような形状のお花を咲かせます。まっすぐに上を向いて咲く、見る人を元気にしてくれそうな点も人気の理由となっているようです。そういった見た目のためか、ガーベラはポジティブな花言葉がつけられました。ガーベラ全体の花言葉としては「常に前身」「光に満ちた」「希望」です。心が前向きになるような花言葉ですので、相手の方にエールを送りたいというときにガーベラをお贈りすると喜んでいただけるかもしれません。特に、生活の場が変わる引っ越し祝いや、活動する場が変わる入学祝や就職祝い、新しい事業を始める開業祝い、開店祝いなどにおすすめです。

他のお花と同じく、ガーベラもお花の色によって花言葉が変わります。例えば、ピンクのガーベラは「感謝」。お世話になっている方にお贈りしてみてはいかがでしょうか。赤いガーベラは「限りなき挑戦」「前向き」ですので、資格取得や受験の勉強をしている方やビジネスパーソンへの贈りものにおすすめです。恋人へお贈りするなら「究極の愛」が花言葉の黄色のガーベラがぴったりではないでしょうか。白いガーベラは「穢れなき心」という花言葉ですので、ウエディングシーンで人気です。

可愛らしい姿と素敵な花言葉を持つガーベラは、どなたにも喜んでいただける贈り物になるのではないでしょうか。