フラワーギフトの定番と聞くと、胡蝶蘭をイメージする方は多いのではないでしょうか。法人の設立祝いや竣工祝い、上場祝い、就任祝いなどビジネスシーンだけでなく、還暦祝いなどのプライベートなお祝いでも贈られますし、法事のお供えに贈られることもあります。このように、胡蝶蘭は、慶事と弔事の両方で贈り物として選ばれるお花です。

胡蝶蘭が贈り物として選ばれるのは、数多くの理由があります。まず、花粉が飛びにくいことと香りが強くないこと。飲食店の開店祝いや移転祝いですと、お花の香りがお料理の匂いの邪魔をしてしまうかもしれません。また、花粉がお料理に飛んでしまうのも良い気持ちはしませんよね。胡蝶蘭の花びらが落ちて、床のお掃除の手間がかかるということもないでしょう。

縁起の良さも贈り物に適していると考えられています。胡蝶蘭は「長寿」「不滅」の象徴とされていますし、お花が蝶のような形をしており、蝶が幸せを運ぶことをイメージして「幸せが飛んでくる」という花言葉が付けられています。「幸せがずっと続きますように」と相手の幸せを願う祝い花には適していると考えられ、贈答品として選ばれるようになりました。

胡蝶蘭は鉢植えでお贈りすることが定番となっています。胡蝶蘭は比較的育てやすいお花ですので、長期間美しい姿を楽しめるでしょう。しかしその一方で、長い間お世話をするのが難しいという方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合は、胡蝶蘭を取り入れたフラワーアレンジメントをお贈りしてみてはいかがでしょうか。

胡蝶蘭と他のお花と組み合わせて作られたフラワーアレンジメントは、優雅なうえ、大変華やかです。胡蝶蘭の鉢植えとはまた違った魅力を楽しめます。また、フラワーアレンジメントはフローリストの手によって、美しくデザインされた状態で販売されていますので、受け取っていただいたら、すぐに飾れますし、お手入れも容易です。お祝いのときは、お祝いの準備やお客様の対応などで何かと忙しいことが多いものですから、手軽に飾れるフラワーアレンジメントは喜んで受け取っていただけそうですね。

フラワーアレンジメントは、お花のオンラインショップ、または、生花店の店頭で販売されていますが、大型の場合は事前予約が必要なケースがほとんどです。お店によっては、お花の在庫が限られていることもありますから、1週間、少なくとも3日前までにはご予約されることをおすすめいたします。余裕を持って注文すれば、「胡蝶蘭を入れたい」といったリクエストが通りやすくなり、お好みのフラワーアレンジメントを作っていただけるでしょう。