「白いお花」と聞くと、結婚式またはお葬式や告別式に贈るお花、または供花を連想する方は多いのではないでしょうか。実際、白は冠婚葬祭によく用いられている色です。白は悪霊や穢れを祓う色と考えられてきたためです。また、結婚式で白が用いられるのは、純潔であることを意味するほか、「まっさらな状態で嫁ぎます」という意味が込められていると言われています。

しかし、白いお花は冠婚葬祭以外のお祝い以外の贈り物としても喜ばれるのではないでしょうか。白い色のお花が単に美しいというだけでなく、白は「始まりの色」という意味を持っているためです。何色にも染まっておらず、何色にも染まる可能性を秘めているため、「あらゆる可能性がある」ことを示します。これから新たな物事を始める方や生活の場が変わる方、転職をした方などにお贈りすると喜んでいただけそうですね。結婚祝いはもちろんのこと、引っ越し祝い、出産祝い、転職祝い、入学祝などにお贈りしてみてはいかがでしょうか。ビジネスシーンなら、開店祝い、開業祝い、竣工祝いなどにおすすめです。

「意味としては素敵だけれど、白いお花は華やかさに欠けるのでは？」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、白いお花は実は目立つお花であることをご存知でしょうか。白い色は、あらゆる光を反射するという性質を持つため、薄暗いところでも光って浮かび上がって見えるという性質を持つためです。色とりどりのお祝いのお花があるなか、白いお花をお贈りした方が、多くの方に見ていただけるかもしれませんね。

白いお花はさまざまですが、贈り物なら白いガーベラがおすすめです。白いお花によく付けられる「純潔」という花言葉以外に、「希望」という花言葉も持っています。また、同時に「律儀」という花言葉もつけられていますから、お仕事関係の方やビジネスパーソンの方にお贈りすると喜んでいただけそうですね。ウエディングシーンでよく用いられる白いバラもさまざまなお祝いにお贈りできそうです。「純潔」が花言葉ですが、「深い尊敬」という意味も持っています。日頃の感謝を表現するときには、白いバラをお贈りしてみてはいかがでしょうか。ちなみに、白いダリアも「感謝」が花言葉です。

ここでは、白いお花の魅力の一部をご紹介しました。白いお花は、風水効果や視覚的な効果など他にも多くの魅力を持っています。お祝いでお花をお贈りする機会がありましたら、白いお花を贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。