お祝いや記念日にお花をお贈りするときは、「おめでとう」という気持ちのほか、相手の成功や幸せを込めてお贈りするのではないでしょうか。お花は、見た目が美しいだけでなく、素敵な花言葉が付けられていますので、メッセージ性のある贈り物です。また、お花の色ごとの風水効果もあることから、縁起が良いことでも知られています。それだけでなく、お花を見るとさまざまなホルモンが分泌され、心身に作用するのをご存知でしょうか。

例えば、赤いお花を見た人は、アドレナリンが分泌され、血流がアップし高揚感が得られます。青いお花はセロトニンの分泌を促し、心と身体をリラックスさせてくれます。ピンク色のお花は、女性ホルモンプロゲステロンとエストロゲンの分泌を促す効果があることは、一時期話題にもなりました。お花を眺めると「幸せな気分になる」「心が安らぐ」…と感じるのは、これらのホルモンや脳内物質の影響なのです。

色によって分泌される物質が異なりますが、すべてのホルモンに関係しているのが白いお花です。人が白いお花を見ると、脳にある視床下部と松果体が刺激され、大脳と小脳に作用します。その結果、向上心が芽生える、気分転換ができるといった効果が得られます。白いお花をお贈りして飾っていただけば、清々しい気持ちになり、気分を一新して新たなスタートが切れそうですね。

風水においても、白は「浄化」の意味を持っています。空間に溜まった悪い気を浄化し、気の流れを良くする効果があると考えられています。物事が停滞しているときでも、白いお花を飾ればスムーズに動き出すかもしれませんね。また、物事をリセットする効果もあるとされていますので、環境が変わるときや新しい仕事をしようとしているとき、生活の場が変わるときにお贈りするとおすすめです。引っ越し祝いや就職祝い、結婚祝い、新築祝い、移転祝いなどにお贈りしてみてはいかがでしょうか。

また、白いお花は暗い場所でも浮かび上がって見えるという特性を持っています。照明を落としたバーやクラブ、レストランなどに飾っていただいても、空間を美しく彩ってくれるでしょう。もちろん、明るい場所に飾っていただいても、美しさを発揮してくれます。場所を選ばず飾っていただけるのではないでしょうか。

白いお花は、「結婚式のお花」または「お葬式のお悔やみのお花」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。しかし、こうしてみると白いお花はすばらしい魅力を持っていますから、あらゆるお祝いのシーンでお贈りできるのではないでしょうか。