誕生日や記念日、お祝い、お見舞いなどでお花をいただいたら、ほとんどの方はうれしいと感じるのではないでしょうか。その理由は、単にお花が美しいだけではないと思います。お花をお贈りするときには、相手を祝う気持ちであったり、感謝の気持ちであったり、相手に対して何らかのメッセージが込められているのではないでしょうか。言葉にせずとも、気持ちが伝わるためうれしいと感じるのかもしれません。

お贈りする相手に対しては、さまざまな思いがあるかと思います。例えば、退職する方や卒業する方には「お疲れ様でした」という気持ちをお持ちではないでしょうか。また、結婚される方や出産される方など、人生の節目となるお祝いは「どうかお幸せに」と願うでしょう。そういった気持ちを表現するときには、花言葉やお花の色の力を借りると、より伝わりやすいかもしれません。

一般的に知られているように、お花には素敵な花言葉が付けられています。ご自身の気持ちに近い花言葉を持つお花をお贈りすれば、ストレートに思いを表現できそうです。例えば、胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」、ピンクのバラやカーネーション、カスミソウは「感謝」、ピンクのガーベラは「常に前進」、ストレリチアは「すべてを手に入れる」などは、贈り物にふさわしい花言葉ではないでしょうか。お花をお贈りするときには、一緒に花言葉をお伝えすると、より素敵な贈り物になるのではないかと思います。

花言葉ほど明確に気持ちを伝えることは難しいですが、お花の色も相手の方への気持ちを表現するのにおすすめです。例えば、赤い色は「情熱」を表す色ですので、情熱的な恋をしている方におすすめです。赤いお花をお贈りすれば、恋人に対する熱い愛情が伝わるかもしれません。ご友人にお贈りするなら、オレンジ色のお花をお贈りすると、より良い関係性になれそうです。なぜなら、オレンジ色は陽気な気持ちにさせ、会話が弾む効果があると言われているからです。オレンジ色のお花をお贈りすれば、「もっと仲良くなりたい」「この良い関係性を続けていきたい」という気持ちが伝わるかもしれません。

お花をお贈りするときには、ご自身の気持ちをお花に託すことを意識してみてはいかがでしょうか。花束やフラワーアレンジメントなどのフラワーギフトは、そのままでも素晴らしい贈り物ではないかと思います。しかし、そこに相手の方へのメッセージが込められていたら、より一層素敵な贈り物になりそうですね。