祝い花をお贈りするとき、どのお花を選んだら良いか迷うことはありませんか。お花を選ぶときには、お贈りする相手の方の好みに合わせたり、「このお花なら喜んでいただけそう」と直感で決めたりするのではないでしょうか。お取引先など企業へお贈りするときには、コーポレートカラーのお花をお選びいただくという方もいらっしゃいますね。風水がお好きな方は、「開業祝いにはや金運アップを狙って黄色いお花」などのように、風水効果で選ぶという方もいらっしゃるかもしれません。

もし、お相手の好みを把握していないど、お花選びに悩んでしまうという方は、赤いお花を選んでみてはいかがでしょうか。なぜなら、「赤」は、日本では古来よりおめでたい色とされていたからです。諸説ありますが、赤い色は「太陽の色」「炎の色」として捉えられ、大切にされてきたと言われています。現在でも、お祭りやお祝いなどで、「紅白」と呼ばれる赤と白の縦じまの幕を使われているのを見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。また、お隣の国・中国でも赤は縁起の良い色とされています。旧正月の「春節」では、あちこちで赤い春節飾りが見られますし、結婚式では花嫁さんが「紅蓋頭」と呼ばれる赤い布をかぶります。

一方、アメリカやヨーロッパでは赤い色は縁起の良い色ではなく、「愛」「情熱」「エネルギー」の色として捉えられています。「赤いバラの花束でプロポーズ」のように、深い愛情を示すときにも、赤いお花をお贈りすると喜んでいただけそうですね。

風水においても、赤い色はすばらしい効果があるとされています。「生命力」を表し、赤い色を身に着けるとエネルギッシュになり、勝負運に効果的と言われているのです。ある研究では、赤い色を見た人は、心身が活動的になる交感神経が優位になり、活発になることが判明していますから、この風水効果は信憑性があるかもしれません。そのため、仕事や勉強に打ち込んでいる方に赤いお花をお贈りすると、励ましを感じていたけそうです。

赤いお花は、華やかで存在感があります。それゆえ、赤いお花一色にしてしまうと、人によっては「派手すぎる」と感じてしまうかもしれません。そのようなときには、他の色のお花を混ぜたものをお選びいただくことをおすすめいたします。白やピンクを取り入れれば、柔らかさが加わりますし、赤と青が混ざった色である紫のお花も赤いお花と相性が良いでしょう。

素敵な意味や効果を持つ赤い色のお花をお贈りして、お祝いの日を盛り上げてはいかがでしょうか。