お祝いのシーンで「おめでたい」気持ちを表すのに、何色が適していると思いますか。多くの方は、「紅白」を思い浮かべるかと思います。そこで、お祝いの贈り物には、赤と白のお花を組み合わせた花束やフラワーアレンジメントをお贈りしてみてはいかがでしょうか。赤と白を組み合わせた紅白は、古くから縁起が良いとされていますので、お祝いのシーンにふさわしいと言えそうです。

紅白は現在でもお祝いの席で用いられています。例えば、贈り物やご祝儀袋には紅白の水引をかけますし、卒業式や入学式、お祭、建物を建てる際に行われる地鎮祭などでも、赤と白の縦じま模様の紅白幕はよく用いられています。

赤と白の組み合わせは縁起が良いとされる理由は諸説あり、一つは室町時代に中国から運ばれてきた箱に赤と白の縄がかけられていたことに由来すると言われています。中国側は、輸入用の目印として赤と白の縄を用いていたのですが、日本側がこの縄は贈り物を意味するのだと勘違いしてしまったそうです。

また、日本人が古くから意識してきた「ハレ」と「ケ」に由来するという説も。「ハレ」はお祭りなど特別な日や非日常を表し、「ケ」が特にイベントなどもない日常を表します。「ハレ」の日には、赤飯と白い餅をふるまっていたため、紅白はめでたい色と考えるようになりました。他に、紅白の赤は「赤ちゃん」を、白は死や別れを意味しており、赤と白の組み合わせは「人の一生」でありハレの舞台を表すため、紅白は縁起の良いものとなったとも言われています。

赤と白のお花は、視覚的にも優れていると言えそうです。赤は「情熱」をイメージする色ですので、赤一色ですと暑苦しさを感じるかもしれません。逆に、白だけでまとめてしまうと、もう少し華やかさが欲しいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、赤と白を組み合わせることで、双方が持つ特徴が程よく調和し、美しいコントラストが生まれます。さらに、白は他の色をより綺麗に見せてくれるという特徴がありますので、赤い色の美しさを引き立たせてくれることでしょう。

さらに、白は他の色が持つ風水的な効果を強めてくれます。赤い色は「勝負運」や「仕事運」を高めてくれる色とされていますので、白が加わるとより強力な開運アイテムになりそうですね。そのため、プライベートでの贈り物はもちろんのこと、ビジネスシーンにおいても適した贈り物になり得るかと思います。

こうしてみると、赤と白のお花の組み合わせは、大変縁起が良いことがわかりますね。お贈りする方の幸せや成功を願って、紅白のフラワーギフトをお贈りしてみてはいかがでしょうか。