ピンク色のお花には「美しい少女」や「しとやか」、「愛の芽生え」、「感謝の心」など、女性的なイメージの花言葉がたくさん並んでいます。濃淡によって違いはありますが、色の見た目も華やかで可愛らしく、上品な印象があり、いかにも女性を象徴するようなイメージのお花と言えます。

スタンド花はフラワーギフトの中でもたいへんボリューム感、存在感がありますが、そこにピンクのお花を主体にあしらえば、ふんわりと上品で広がりを感じられる仕上がりになります。ちなみにピンクを見ることで、エストロゲンという女性ホルモンの分泌を促す効果があると言われ、肌や髪の健康やエイジング対策などにも効果があると言われています。

風水においても、ピンクのお花は女性を象徴するものとして認知されています。お花を含めピンクのアイテムを北の方角に飾れば、恋愛運や結婚運などがアップすると考えられています。ピンクのお花は、まさに女性が多いオフィスや飲食店に関連した各種お祝い、また女優さんの出演祝い、ウェディングなどの場面に相応しいフラワーギフトと言えます。

一方でピンクは、男女を問わずそれを見ることにより癒しを与えたり、気持を明るしてくれるなどの効果が期待できると言われています。そのことから、ある国では刑務所の壁や囚人服をピンクにする「クールダウンピンク」の実験が行われ、結果トラブルが減ったとする報告もあるようです。その活用事例は、学校や精神病院などでも行われているとのことです。コミュニケーションを円滑する効果も期待できますので、ピンクのお花は、性別に関係なくおすすめすることもできます。

そんなピンクが色の名前として一般的に用いられ始めたのは、1700年代と言われています。本来、ピンク（PINK）はナデシコを意味する言葉でした。もちろん今でも、ナデシコ色はピンクのバリエーションとして存在しています。

ピンクのお花は、ダリア、ガーベラ、バラなどポピュラーなお花の他、さまざまな種類があります。また、ひとくちにピンクと言っても、ビビッドな色合いから薄いものまで、さまざまです。ちなみに平安時代から存在しているナデシコ色は、少し紫がかった優しい雰囲気のピンクです。多くのバリエーションがありますし、お花の種類も豊富ですので、お調べになれば、お花選びがより楽しくなるのではないでしょうか。