胡蝶蘭というと、真っ白なものをイメージされる方が多いかと思います。実際に、白の胡蝶蘭は市場に出回る量が断トツで多く、白の大輪はビジネスシーンのお祝いの定番にもなっています。白の胡蝶蘭の花言葉は「清純」であり、花嫁さんをイメージさせるということから結婚祝いに贈る方も多くいらっしゃいます。

実は、胡蝶蘭は白以外にも色のバリエーションがいくつか存在します。お花の真ん中が赤く色づく種類は「紅白リップ」と呼ばれます。一つのお花で２色の色合いを楽しめるのは素敵ですよね。「紅白」は縁起が良い色合いとして知られていますので、当選祝いや上場祝い、新築祝い、昇進祝いなど様々なシーンのお祝いにおすすめです。白一色の胡蝶蘭だとオーソドックス過ぎるかも、普段とは少し雰囲気を変えたいといった場合にはこちらの紅白リップを贈ってみると良いのではないかと思います。

ピンクの胡蝶蘭は、華やかで可愛らしい印象で女性に人気のお色です。花言葉には「あなたを愛します」という意味を持ち、結婚記念日やプロポーズ、母の日などに選ばれています。鮮やかすぎない優しい色合いのピンクは、ご年配の方や目上の方にもおすすめです。ピンク色は女性らしさ、優しさなどを感じさせる色として知られていますが、心理効果としては人の気持ちを落ち着かせる効果があると分かっています。ピンク色をインテリアで取り入れるのは少しハードルが高いですが、お花を飾るのであれば気軽にピンク色を楽しむことができますね。お店の入り口やクリニックの受付脇などに飾ると、彩りが増して明るい空間を作ることができそうです。

青色の胡蝶蘭ですが、お祝い用の青いお花は希少なものが多いので、男性へのお祝いや青をイメージとしたお店や観劇など、様々な贈り花シーンにピッタリのイメージを持つ胡蝶蘭となっています。色鮮やかで涼やかな印象の青色は、正義や理性、判断力を与えてくれる色とされ、また、誠実な心を象徴する色でもありますので、開業や開店、上場のお祝いなど、企業や個人の発展を祈念するお祝いにも最適です。

他にもオレンジやパープル、黄色など、なかなか店頭では見かけないような色も存在します。種類としても、大輪の胡蝶蘭以外にも「ミディ胡蝶蘭」と呼ばれる花びらが小ぶりなタイプがあったり、いくつかの色を組み合わせて一つの鉢に植えた商品などもあります。