さまざまなお祝いでお花を贈ったり、贈られたりした経験のある方もいらっしゃると思います。花束やフラワーアレンジメント、胡蝶蘭（鉢）、スタンド花など、フラワーギフトには複数の種類がありますが、こうしたお花を贈られたとき、どのように飾ったり、またお手入れはどのようにすれば良いでしょうか。

花束は、すぐに生けなくても大丈夫なように、根元に保水の工夫が施されていますが、エアコンが効いて乾燥しやすい室内にしばらく置いておく場合は、横にせず立てた状態で、もしあればバケツ等に水を入れて保管してあげることをおすすめします。持ち帰ったら、ラッピングを外して花瓶または任意の器に生けますが、その際、水切りと言って端を少しカットすると水の吸い上げが良くなります。

フラワーアレンジメントは、プロのフローリストが生けた商品ですので、そのまま飾るもおすすめですし、少しずつお花がくたびれてきたら、他の容器や花瓶に生け直すのも、お花の楽しみ方の1つと言えます。花束を貰ったときも含めて、お花全体を生けるのか、小分けにする場合はどのように分けるのか、そして室内のどこに飾るのかなど、風水の考えなども取り入れながら考えると、一層楽しみが広がりそうです。

フラワーアレンジメントやスタンド花を、オフィスやお店、また一定の会期があるイベント会場などに飾る場合、どのくらい日持ちするのでしょうか。あしらわれているお花の種類の違いによる差もありますし、また季節、そして飾る場所の環境にもよるので一概には申し上げられませんが、数日から1週間程度の期間、美しい状態を保つことができます。

そうしたお花をできるだけ長持ちさせるためには、定期的な水やりが必要になります。フラワーアレンジメントやスタンド花は、切り花を吸水性のあるスポンジを土台として生けてありますが、そのスポンジは一度乾いてしまうと、水を吸ってくれなくなりますので、乾かさないように気にしておくことをおすすめします。なお、水やりの時間は、とくに夏場は、朝がもっとも良いとされています。

飾る場所に関しては、できるだけ直射日光が当たらない場所がおすすめですが、オープンから数日間だけということであれば、あまり気にされなくても良いかも知れません。ちなみに、胡蝶蘭（鉢）については、水やり胡蝶蘭を贈られたら、そうしたことにチャレンジしてみるのも、楽しいのではないでしょうか。