ホワイトとグリーンの色味はシンプルでどんなシチュエーションにもマッチする色合いです。ニュートラルで清潔感のある印象で、男性へのギフトにも喜ばれます。白は、他の色が混ざっていない爽やかですっきりとした無垢な印象があり、純粋、清潔、神聖などの意味があります。ブライダルのイメージもあることから結婚祝いなどでもおすすめです。緑は自然や癒しの象徴とされている色であり、古くから人々の暮らしの中で親しまれてきました。また同じ緑でも、明るい緑は春、新緑のいきいきとした緑は夏、枯葉の緑は秋、冬でも葉の残る針葉樹の深い緑など、イメージは様々です。緑色は人間にとって最も負担なく捉えられる色です。パソコン、スマホなどの使用量が増えた現在は、目を酷使する時間が昔よりも格段に増えていますが、そんなブルーライトにさらされた疲労気味の目にも、緑色は負担がなくリラックスできる色です。

また緑色だけでなくお花自体を見ることでリラックス効果をえることができます。お花を見ると「幸せホルモン」と呼ばれる物質が分泌されます。幸せホルモンとは、精神を安定する作用のセロトニン、やる気を促すドーパミン、そして幸福感を与えるオキシトシンの３つがあります。お花を眺めると心が安らぐ現象はこれらのホルモンによるものなのだそうです。

白のお花がたくさん存在することはご存知だと思いますが、葉物だけでなく緑のお花もたくさん存在するのをご存知でしょうか。緑のお花は、カーネーション、バラ、ラナンキュラス、クリスマスローズなど、たくさん存在します。緑のお花は色鮮やかなお花とはまた違った魅力があります。

白や緑だけのフラワーギフトは以前の日本ではお供え花のイメージも強く、少し年代が上の世代の方にとってはお祝いの贈り物としては敬遠される色合いでしたが、現在では若い世代の方を中心に、こういったナチュラルでシックな色合いが好まれる傾向にあります。現代の癒しを必要とした社会ならではの傾向なのでしょうか。お花の内容自体も、以前はバラの名脇役ともされていたカスミ草を主体にしたものや、お花としてしっかり主張するバラやダリアだけではなく、花よりも可憐な草花が以前よりも求められる傾向にあります。しかしまだまだバラなどお花の人気も根強く、未だに贈り物の定番ともいえます。相手の方の好みに合わせた花贈りをしたいですね。