フラワーギフトというと、観葉植物や鉢植え、花束、フラワーアレンジメントなどさまざまなスタイルがあります。最近はアンティークな風合を持つドライフラワーや、お花が長持ちするよう特殊加工を施したプリザーブドフラワーといったフラワーギフトも人気を高めています。しかし、数あるフラワーギフトの中でも、花束は多くの方に贈り物として選ばれています。

花束は、読んで字のごとくお花を束にしたものですが、そのまま手にしても見栄えがするよう、美しくデザインされていることが特徴です。花束を花瓶に活けるときに、配置を変えずにそのまま花瓶に活けても絵になるよう作られています。日本では、かつてはお花を贈る習慣がなく、戦後に欧米の文化が日常に入り込んできたころに、お花が贈りものとしてみなされるようになりました。しかし、日本では、華道の文化があることから「お花は自分の手で自由に活けるもの」という考えがあり、かつては、花束は単にお花を束ねただけのものが多かったと言われています。近年では、ほとんどのフラワーショップでは完成したデザインの花束を販売するようになりました。

では、どのようなシーンで花束をお贈りすればよいのでしょうか。ご友人や恋人、ご家族のお誕生日や記念日、日頃の感謝を伝える母の日や父の日、お世話になったお礼の気持ちを示す送別会、発表会のお祝いなどさまざまでしょう。中にはプロポーズや愛の告白のために花束をお贈りするという方もいらっしゃいます。特に、近年は若い世代の間で、欧米のように恋人にお花を贈るという方が増えつつあります。日本人男性は、愛情を言葉で示すことが苦手だという方が多いと言われています。愛情を言葉で現わせなくても、お花をお贈りすれば気持ちが伝わりそうですね。

花束を購入するときには、フラワーショップの店頭で販売されているものを購入するか、お店のスタッフさんに作ってもらいます。お店でイチから作ってもらう場合は、予算や取り入れてほしいお花の種類や色、お贈りするシチュエーションをお伝えするのがおすすめ。お祝いのシーンや好みに合った花束を作ってもらえるでしょう。または、当店フラワーギフトラボのような、お花のオンラインショップの利用もおすすめです。完成した花束の画像を見て購入できますので、予算やシーンに適したお好みのお花が手軽に購入できます。お近くにフラワーショップがないという方も便利ではないでしょうか。

花束は、「鉢植えはお見舞いには不向き」のようなタブーがありませんので、お贈りしやすいのではないかと思います。実店舗、またはオンラインショップを活用して、素敵な花束をお贈りしてみてはいかがでしょうか。