皆様は敬老の日、毎年どんな風に過ごしていますか。おじいちゃんおばあちゃんに日頃の感謝の気持ちを伝えつつ家族で食事に行くのも良いですし、中々会いに行くのが難しい場合はお花を贈るのも大変喜ばれるのではないでしょうか。

この敬老の日は、何歳からお祝いすべきなのかと迷ったこともあるのではないでしょうか。国際保健機構（WHO）では65歳以上を高齢者と定めていますので一般的には65歳以上の方を高齢者と呼ぶことが多いようですが、最近は65歳以上の方でもとてもお元気で、若々しいですよね。そのため高齢者と言われてしまうことに抵抗を持つ方もいらっしゃるかもしれません。敬老の日はあくまで「いつもありがとう」と敬う気持ちを伝える日にしたいですよね。お花も「敬老の日にはこの花を贈るべき」と決まられているものはありません。それぞれのおじいちゃんおばあちゃんのイメージにあったお花を贈りたいですよね。

敬老の日は、現在9月の第3月曜日の祝日ですが、2002年までは9月15日が敬老の日と決められていました。しかし連休を増やすという趣旨の「ハッピーマンデー制度」が敬老の日に適用され、2003年以降は9月の第3月曜日に改正されました。敬老の日が元々9月15と定められていた由来には諸説あります。ひとつは聖徳太子が「悲田院」を作った日であることからという説です。飛鳥時代に活躍したとされている聖徳太子は、四天王寺建立の際に、悲田院という仏教の慈悲の思想に基づき、貧しい人や孤児を救うための施設を作ったそうです。そしてこの悲田院は現在の老人ホームのような役割も担っていたことと、設立日が9月15日であったことから、9月15日を敬老の日として制定したという説があります。

もうひとつは兵庫県多可町の「としよりの日」が由来だとする説です。昭和22年に現在の兵庫県多可町で実施された「敬老会」が敬老の日の始まりとする説があります。昭和25年頃には兵庫県全体で開催されるようになり、9月15日を「としよりの日」と呼ぶようになりました。この動きが全国的に広まり、9月15日が敬老の日と制定されたともいわれています。

言葉にはしづらくても、お花を贈ることで簡単に気持ちを伝えることができます。「いつもありがとう」「いつまでも元気でいてね」という気持ちを込めて、敬老の日にはおじいちゃんおばあちゃんにフラワーギフトを贈りませんか。