真心を伝えよう!「思いやり」にまつわる花言葉を持つ花
「大切な人や、お世話になった人への、感謝の気持ちを伝えたい」
「相手を大切に思う気持ちを贈り物にして伝えたい」
そんなときには「思いやり」にまつわる花言葉を持つお花を贈ってみてはいかがでしょうか。
すてきな花言葉を贈り物に託して、相手を思う暖かい気持ちを伝えましょう。
「思いやり」にまつわる花言葉を持つ花
「あの人の思いやりに感謝している」「先輩の思いやりを見習いたい」など、感謝の気持ちを伝えるなら、「思いやり」や、それにまつわる花言葉を持つ花に託してみましょう。
また、花言葉の由来についても簡単にご紹介していきます。
すてきな花言葉を持つ贈り物向きのお花ばかりですので、ぜひフラワーギフト選びの参考にしてみてくださいね。
チューリップ
チューリップには色別に花言葉がありますが、全体として「思いやり」「博愛」の花言葉が付いています。
花言葉の由来は、オランダの「チューリップ物語」から来ているそうです。
あるところに美しい女性がおり、3人の騎士から求愛を迫られました。
騎士はそれぞれ、王冠(名声)、剣(強さ)、黄金(財産)を贈って求愛しましたが、誰かを選ぶと選ばれなかった者がかわいそうだと思い、女性はひとりを選ぶ事ができません。
考えた女性は、女神フローラに自分を花にしてほしいと願い、王冠は花に、剣は葉に、黄金は球根となって、チューリップが生まれたと言われています。
騎士たちは、そのチューリップを仲良く育てたそうです。
3人全員の幸せを願った女性の優しさが、「思いやり」というの花言葉になったと言われています。
ほかにもチューリップは、赤が「愛の告白」、ピンクが「愛の芽生え」、紫は「不滅の愛」と、色別にも情熱的な花言葉を持っています。
ポピー
ポピーには「思いやり」「いたわり」「陽気で優しい」といった、明るくポジティブな花言葉が付いてます。
多くの人に愛されるポピーは、約150種類の品種が存在しており、一年草と多年草に分けられます。その中でも、ヒナゲシやアイスランドポピーが、特に人気のある品種です。
3〜5月が開花時期で、赤、白、ピンク、黄、オレンジなど、カラーバリエーションも豊富に楽しめるので、満開に咲くポピー畑は明るく賑やかな光景が広がります。
花もちは短めで5日ほどですが、たくさん株が植えてあれば長く楽しむことができますよ。
ミモザ
ふわふわとした小さな黄色い花を、丸く集まって咲かせるミモザは、春を告げてくれるお花です。
遠目で見るとふんわりとした雲のようで、やわらかな雰囲気が春にぴったりですね。
そんなミモザの花言葉は「sensitivity(思いやり)」「感謝」「友情」です。
日常的に花を贈る習慣が根付いているイタリアでは、女性に感謝を伝える「ミモザの日」の花として愛されています。
ミモザの花はドライフラワーにしても鮮やかな黄色のまま乾燥してくれるので、ハーバリウムやスワッグなど、インテリアグッズとしても人気があります。
飾った後には、また違った楽しみ方もできるのは嬉しいですね。
黄色が定番のミモザですが、白いものもあり、綿毛のような花からは繊細さや清楚さを感じます。
ストック(白)
ストックには、「永遠の美」「愛情の絆」「思いやり」の花言葉があります。
ヨーロッパ南部原産のストックは、古代ローマなどでは薬草として使われました。
カラーバリエーションが豊富にあり、ブライダルシーンにおいてはブーケにも人気の花です。切り花やフラワーアレンジメントでも人気があります。
心のこもった花言葉が付いているストックですが、かな言葉の由来には、姫と王子の恋物語が関係しています。
昔、ある国の姫が敵対する国の王子と恋に落ちました。
その後、恋仲が王に知られてえしまい、姫はお城に閉じ込められますが、王子がロープを投げ入れ、姫が夜中にそのロープでお城を伝い降りて密会は続きました。
しかし、何度も使用したロープは、ある日姫が使っている途中で切れてしまい、姫は亡くなります。
姫を哀れんだ神様が、姫をストックの花に変えたのが、ストックにまつわるお話です。
王子と姫の関係性や、姫を思う王子の気持ちから「永遠の美」「愛情の絆」「思いやり」といった花言葉がつけられました。
ガーベラ(ピンク)
全体の花言葉に「希望」「常に前進」があるガーベラは、ポジティブな花言葉ばかりなので贈り物に適したお花です。
花びらの枚数が多く、一輪が豪華なガーベラは、アレンジメントに加えると雰囲気が華やぐので、人気があります。
ガーベラには色別に花言葉があり、ピンク色には英語で「compassion(思いやり)」と添えられています。
他にも「appreciation(感謝)」の言葉があるので、感謝を伝えるギフト向きのお花です。
ポインセチア(ピンク)
11月頃になると、鉢植えのポインセチアが店頭にお目見えして、街はすっかりクリスマスムードになりますね。
赤・緑・白の鮮やかなクリスマスカラーのポインセチアには、「祝福する」「幸運を祈る」という、聖夜にぴったりな花言葉があります。
定番の赤以外にも、ポインセチアにはピンク色もあり、ピンクの花言葉は「思いやり」「清純」です。
濃いピンク色や薄めのサーモンピンクなど、種類により色の濃淡があるので、好みの色合いを選んでみてください。
ちなみに、白のポインセチアには「慕われる人」の花言葉が付いており、贈る相手の人柄を褒めるすてきな言葉なので、メッセージカードなどに書き添えて贈れば、きっと喜んでもらえるでしょう。
アルメリア
小花をボール状にこんもりと咲かせるアルメリアには、「思いやり」「心づかい」の花言葉が付いています。
花が集まって、力を合わせるように咲く様子から連想された花言葉でしょう。
葉はほっそりとしていて、その細長い葉の間から花が覗く様子はとても可愛らしいです。
アルメリアとは、ケルト語で「海に近い」の意味があり、主な自生地が浜辺であることに由来しています。
和名では「浜簪(はまかんざし)」と呼ばれ、花姿を簪になぞらえた名前です。
花の手触りはかさかさと乾燥しており、花色には、赤、ピンク、白があります。
デンドロビウム
カトレア、シンビジウム、パフィオペディルムと並んで、世界四大洋蘭のひとつであるデンドロビウムには、「天性の華をもつ」「思いやり」の花言葉があります。
非常に人気が高いお花なので、品種も豊富に揃っており、花色もさまざまなバリエーションを楽しめます。
ちなみに、花の卓越した美しさから「わがままな美人」という花言葉もあるので、女性への贈り物には多少注意が必要かもしれません。
日本でも多くの品種改良が重ねられており、特にノビル系の最高峰は日本だと言われています。
ノビル系のデンドロビウムは、太い茎がまっすぐに伸びるため、「謹厳実直」という花言葉も付けられています。
「優しさ」の花言葉を持つ花
思いやりの他にも「優しさ」の花言葉を持つお花もおすすめです。
先に挙げたお花と組み合わせて贈れば、もっと真心が伝わりやすくなりますよ。
次は、「優しさ」にまつわる花言葉を持つ花たちをご紹介していきます。
どれも魅力的な花言葉ばかりなので、ぜひお気に入りの言葉を見つけてみてくださいね。
ガーベラ(黄)
先ほど、「思いやり」「感謝」の花言葉を持つピンクのガーベラをご紹介しましたが、黄色のガーベラには、「優しさ」の花言葉があります。
他にも「親しみやすい」と添えられており、温厚で優しい人柄の方へ贈るのに、ぴったりな花言葉です。
大きく花を開く鮮やかな黄色のガーベラは、目に飛び込むと気持ちが明るくなりますね。
全体的にビタミンカラー系統でまとめたアレンジメントなら、性別を問わずユニセックスに贈れますし、受け取った方の表情も明るくなることでしょう。
黄色いお花を贈る傾向にある「父の日」にもおすすめです。
ジャスミン
お茶や香料としても人気のあるジャスミン。
英名のジャスミンは、ペルシャ語が語源で、「ヤースミン=神様からの贈り物」という言葉に由来しています。
和名の茉莉花(まつりか)はサンスクリット語が由来で、「マリカー(白い香り)」が語源です。
全体としての花言葉は「愛想の良い」がありますが、白いジャスミンには「温和」「柔和」と、「優しさ」という直接的な表現の花言葉ではないですが、全体的に優しさを象徴する花言葉が付いています。
甘やかな香りと、ふんわりとした可愛らしい小花から感じられる、優し気なイメージですね。花嫁が結婚式で身に着ける花輪に使われ、ブライダルブーケでも人気のあるお花です。
ラナンキュラス(黄)
ラナンキュラスは、春先に多く出回る春のお花です。
全体には、「晴れやかな魅力」「非常に魅力的」「光輝を放つ」と、相手の魅力を褒める花言葉が付けられています。
色別にも花言葉があり、黄色のラナンキュラスには「優しい心づかい」という意味が込められます。
幾重にも重なり、ふんわりとカップ状に咲く花はゴージャスで、存在感があるお花です。
花姿がカップケーキのように見えるので、バターカップの別名もあります。
和名では、花金鳳花(はなきんぽうげ)という呼ばれており、キンポウゲの方がピンとくる人もいるかもしれません。
スズラン
スズランは、英名では「Lily of the valley(谷に咲く百合)」と呼ばれます。
和名のスズランは、鈴のような小さな花がたくさん咲く様子から名付けられました。
控えめに咲く花姿から、「優しさ」「愛らしさ」「謙遜」の花言葉が付けられています。
スズランは、フィンランドやスウェーデンでは、国花として愛されているお花です。
開花期は4~6月で、最盛期を迎える5月には、茎がしなるほどたわわに花を咲かせるスズランを見ることができますよ。
スズランには「再び幸せが訪れる」という花言葉もあり、フランスでは5月1日にスズランを貰うと幸せになれると言い伝えられ、大切な人へ贈る習慣があります。
スイレン(黄)
香料としても親しまれるスイレンは、「water lily=水上の百合」の英名でも呼ばれます。
スイレンには夕方に花を閉じる性質があり、まるで眠る花のようであることから、「睡蓮」と名付けられました。
和名では未草(ひつじぐさ)と呼ばれ、その由来は未の刻(午後1時~3時頃)に開花するためですが、開花する時間は一定ではなく、朝から咲かせていることもあります。
ハスと似ていますが、スイレンは水面に浮かべたように花が咲きます。
比べてハスは、茎を伸ばして水面からやや離れて花を咲かせます。
全体の花言葉には、「清らかな心」「信仰」があり、黄色いスイレンは「優しさ」「甘美」の花言葉を持っています。
暖かみのある黄色いスイレンは、清らかながらも優しい雰囲気を感じますね。
ベゴニア
ベゴニアの原産地はブラジルで、亜熱帯地域に生息している花です。
通年楽しめるお花で、温室などでも鑑賞できます。
ベゴニア全体としては「愛の告白」といった、恋愛にまつわる花言葉があり、白いベゴニアには「親切」「優しさ」の花言葉が付けられています。
ラウンド型の花びらは、ふんわりとエレガントな印象で、清楚さも感じられますね。
恋人同士が贈り合っていた花だとも言われており、恋人へ贈るのにもぴったりなお花です。
カランコエ
カランコエには、「おおらかな心」「幸福を告げる」というすてきな花言葉があり、英語では人気や人望といった意味の「popularity」の花言葉が添えられています。
和名では紅弁慶(べにべんけい)と呼ばれ、秋から春までと花期がとても長いお花です。
色鮮やかな小花を集まって咲かせる愛らしい姿から、「たくさんの小さな思い出」の花言葉も付けられています。
カランコエは多肉植物で、肉厚の葉に水分を溜めておくことができ、乾燥に強い植物です。
日が短くなる時期に花を咲かせる短日植物なので、夜通し電気が付いているような明るい環境だと開花しない場合もあります。
お花のおすすめのギフト形式
贈りたいお花が決まったら、次はお花のギフト形式を決めましょう。
定番の花束はもちろん、デザイン性の高いフラワーアレンジメントや、美しい花を長く楽しめるプリザーブドフラワータイプもおすすめです。
ここからは、それぞれのギフトタイプのメリットをお伝えしていきます。
贈る相手を思い浮かべて、ぴったりなギフトを探してみてください。
花束・ブーケ
花束は、オーソドックスかつ王道なギフト形式です。
花束の形にも、それぞれの花材をバランス良くまとめたスタンダードタイプと、丸くラウンド型にアレンジしたボリュームたっぷりのラウンドタイプがあります。
ラウンドタイプはとても豪華なので、特別感を演出したい場面でのギフトに向いています。
フラワーアレンジメント
スポンジに花を生けてまとめたフラワーアレンジメントは、もらってすぐに飾れるという利点があります。
花瓶に花を移し替える必要がなく、スポンジに水を差してお手入れするので、お子様でも手軽に水やりができるのもポイントです。
また、美しくまとめられたアレンジのまま飾れるので、インテリアとしてもおすすめです。
数本花を抜き取って花瓶に挿す楽しみ方もできます。
ボックスフラワー
ボックスフラワーは、箱にアレンジメントされたもの。
そのまま飾ることができるので、かさばらず、プレゼントに最適です。
水やりは不要なので、お世話が要らず誰でも気軽に楽しめるのもおすすめポイントです。
気分によって卓上に置いたり、棚に飾ったりと好きな場所に飾れます。
ボックスに敷いてアレンジされたボックスフラワーは、開ける瞬間のわくわくするサプライズ感も届けられますよ。
ほかのフラワーギフトと比べても、比較的管理が楽なので、忙しい人への贈り物にもぴったりです。
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まとめ
今回は、思いやりにまつわる花言葉を持つお花をご紹介してきました。
大切な人へ贈りたいすてきな花言葉は見つかりましたか?
感謝の気持ちや、相手を思いやる言葉を直接相手に伝えるのは、なかなか恥ずかしいものです。しかし、花言葉を使えば簡単に相手に思いやりの気持ちを伝えることができるでしょう。フラワーギフトと一緒にメッセージカードを添えると、もらった側もよりわかりやすいかもしれません。
花言葉を意識しながら、思いやりが伝わるフラワーギフトをぜひ贈ってみてくださいね。