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カラーの花の育て方と栽培方法|花言葉や名前の由来について解説

カラー イメージ

洗練された美しさと気品を感じさせる「カラー(オランダカイウ)」は、プレゼントやインテリア、さらには誕生花としても人気の高い花です。

白をはじめとする多彩な色合いや豊富な品種があり、それぞれの色に花言葉がついています。

この記事では、カラーの基本情報から育て方、花言葉や誕生花の日付、ギフトとして選ばれる理由まで、カラーの魅力を幅広く解説します。

カラー(オランダカイユ)とは?

カラーは観賞用として人気の高い多年草で、独特な花姿と清楚な印象から冠婚葬祭や贈答用の花として重宝されています。

主に南アフリカ原産で、日本では「オランダカイウ」という和名でも呼ばれています。ここからは、「カラー(オランダカイウ)」の、基本情報や特徴、名前の由来、品種について詳しく紹介していきます。

カラーの基本情報

カラーについての基本情報は、以下の表の通りです。

和名 カラー(オランダカイウ)
学名 Zantedeschia aethiopica(白いカラー)
英名 Calla lily(カラーリリー)
科名 サトイモ科
属名 オランダカイウ属(ザンテデスキア属)
原産地 南アフリカ
開花時期 主に4月〜7月(品種により異なる)
花の色 白、黄色、ピンク、オレンジ、紫、茶など
草丈 約30〜80cm(品種により異なります)

カラーは日本の湿気には弱く、温かく湿気が少ない北海道のような気候が最適です。基本的に寒さの耐性は少なく、霜に弱いとされています。

カラーの花の特徴

カラーの「花」と呼ばれている部分は実は「仏炎苞(ぶつえんほう)」という葉の一種で、中心にある黄色い棒状の部分が本来の花(肉穂花序)です。

白い苞(ほう)に見える部分が花のように見えますが、実際の花は中心にある黄色の棒状部分になります。

カラー(オランダカイユ)の名前の由来

カラーという名前は、ギリシャ語で「美しさ」を意味する「kallos(カロス)」に由来し、美しい姿の花として知られるようになりました。

学名の「Zantedeschia(ザンテデスキア)」は、イタリアの植物学者ジョヴァンニ・ザンテデスキの功績を称えて献名されたものです。

日本では英語名の「Calla lily(カラーリリー)」が観賞用として広まったことから、「カラー」という呼び名が定着しています。

また、明治時代にオランダから渡来したため「オランダカイウ」と呼ばれています。

この「カイウ(海芋)」という名は、水辺に自生し、葉がサトイモ科の植物に似ていることにちなんでいます。

カラーの品種について

カラーは大きく「湿地性」と「畑地性」の2系統に分けられます。

湿地性は白花の品種に多く、水辺での栽培に適しており、代表的なものには『エチオピカ』があります。

一方で、畑地性は多彩な色が特徴で、黄色・ピンク・オレンジ・紫などのバリエーションがあります。たとえば『クリスタルブラッシュ』『ピカソ』『ゴールドクラウン』など、園芸用としても人気のある品種が多数存在します。

原種はおよそ8種類といわれ、原種を基にこう配された園芸品種は、200種にも及ぶとされています。

品種によって耐寒性や開花時期が異なるため、用途や栽培環境に合わせて選ぶことが出来ます。

カラーの花言葉とその由来

カラーの花言葉には「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」などがあり、その優美な姿と静謐な佇まいに由来しています。

カラーは、花の構造が独特で、まるでドレスをまとったように見えることから、女性的な美しさを象徴する花とされてきました。

また、ギリシャ語の「カロス(kallos)」が語源とされ、「美」を意味するこの言葉がカラーという名前にもつながっています。

ヨーロッパでは特に結婚式やフォーマルな場面に使われることが多く、日本でも清楚で気品ある印象から、慶弔どちらの用途にも利用されるようになりました。

宗教画や肖像画にも描かれてきた歴史があるため、精神的な純粋さや神聖なイメージがある花言葉が付けられています。

カラーの色別による花言葉とその由来

カラーは色ごとに異なる花言葉があり、贈る相手や場面によって意味を選べるのが魅力です。

その由来には、花の見た目やイメージ、文化的な背景が関係しています。カラーはプレゼントに人気がありますが、その色ごとによって意味を込めて贈ることができます。

ここからは、カラーの代表的な6色の花言葉と、それぞれが持つ意味について紹介します。

白いカラー|清純・清浄

白いカラーの花言葉「清純」「清浄」は、その見た目のとおり純白の仏炎苞が放つ清らかさからきています。

特に冠婚葬祭に用いられることが多く、無垢で神聖な印象を与えるため、ブライダルブーケとしても人気です。また、仏事の際にも使われることが多く、日本では供花としても重宝されています。

日本でも「穢れなき心」を象徴する花とされ、厳かな場面にふさわしい存在感です。

ピンクのカラー|情熱

ピンクのカラーは「情熱」という花言葉を持ち、やわらかくも強い想いを表現するのに適しています。

特に恋愛や親密な人間関係において、真心を伝える花として贈られることが多く、誕生日や記念日などの場面にぴったりです。花の色彩が柔らかく、優しさと力強さを併せ持っている点が特徴です。

卒業や門出を祝う贈り花としても選ばれており、幅広い年代に喜ばれます。

黄色いカラー|壮大な美

黄色いカラーの「壮大な美」という花言葉は、その明るく生命力にあふれた色合いから来ています。

視線を引きつける華やかさがありながら、上品で落ち着いた印象も兼ね備えているため、目上の方や大切な人への贈り物にも適しています。

感謝や敬意を示す場面で使うと好印象を与えるでしょう。

明るい黄色は春の訪れを感じさせるため、季節感のあるギフトとしても活躍します。

オレンジ|歓喜

オレンジのカラーに託された花言葉「歓喜」は、明るくエネルギッシュな印象から生まれました。

ポジティブな感情を伝えたい時や、お祝いの場面に最適な色であり、卒業や入学などの節目にもよく選ばれます。

ビビッドなオレンジは元気や自信を表現する色としても親しまれています。

ポジティブな気持ちを伝える場面で選ばれることが多く、ビタミンカラーのフラワーギフトとしても人気です。

茶色のカラー|凛とした美しさ

茶色のカラーは「凛とした美しさ」という花言葉を持ち、落ち着きと気品を感じさせる存在です。

他のカラーに比べて珍しく、大人の女性や知的な雰囲気を持つ人に贈ると喜ばれるでしょう。個性的で洗練された印象を与えるため、他にはない花束にすることができます。

落ち着いた色合いは和モダンな空間にも合い、季節を問わず飾りやすい点も魅力です。

紫のカラー|夢見る美しさ

紫のカラーが持つ「夢見る美しさ」という花言葉は、幻想的で神秘的なその色合いから来ています。

紫は芸術的な感性や感受性を象徴することもあり、創作活動に励む方や感性を重んじる人へのプレゼントに向いています。見た目に上品さがあるため、特別なギフトとしても重宝されます。

高貴な色として古くから親しまれ、感謝や敬意を込めた贈り物としても使用されます。

カラーの誕生花|

カラーは1年を通じて複数の日にちで誕生花とされています。

カラーの誕生花は、以下の通りです。

  • 1月10日
  • 6月27日
  • 10月7日
  • 10月30日
  • 11月26日

この誕生日に生まれた方にプレゼントとしてカラーを贈ると喜ばれるでしょう。

カラーの開花時期は主に春ですが、誕生花は1月や6月、10月11月と様々です。

いずれの誕生日も、洗練された印象を持つこの花が贈り物として好まれる背景には、カラーが持つ静かな気品があると言えるでしょう。

カラーがお祝いのプレゼントにおすすめな理由

カラーの花は、洗練されたフォルムと落ち着いた色合いが特徴で、性別や年齢を問わず贈りやすい点が魅力とされています。特に、結婚や昇進、退職など、人生の節目を祝う場面でよく選ばれており、上品で格式ある印象を与えることができます。

花言葉には「清純」「壮大な美」などの前向きな意味が含まれており、心からの祝福を伝えたいときにふさわしい花です。

見た目の美しさに加え、切り花としても比較的花もちがよく、贈られた相手にも長く楽しんでもらえることから、お祝いのギフトとして高く評価されています。

カラーの花をギフトとして選ぶ際のポイント

ギフトにカラーの花を選ぶ際は、贈る相手の性別や年齢、贈る場面に合わせた色選びが重要になります。

たとえば、白はフォーマルな場面や年配の方への贈り物に適しており、ピンクやオレンジは親しみやすさや明るさを伝える色として人気です。

また、他の花と組み合わせる場合は、カラーの直線的な美しさを活かせるよう、花の高さや配色にバランスを持たせるとより洗練された印象になります。

花瓶に活けやすくスタイリッシュな見た目が魅力なので、単体でも高級感のあるギフトとして活用できます。

プレゼントにおすすめのカラーを使ったフラワーギフト

カラーの花は、そのスタイリッシュで凛とした姿から、多くのフラワーギフトに使用されています。

特にカラーを使った花束やアレンジメントは、シーンや贈る相手に応じて印象を大きく変えることができるのが特徴です。

ここでは、プレゼントとして選びやすく、贈る気持ちが伝わりやすい、カラーを使用したおすすめのギフトをご紹介します。

(こちらで紹介した商品は、時期やタイミングによりご用意できないことがあります。ご了承ください。)

黄色のカラーを使ったシンプルな花束

黄色のカラーを使ったシンプルな花束

商品ページ:花束スタンダードタイプ

黄色のカラーは、「壮大な美」という花言葉を持ち、希望や明るさを象徴する色として知られています。

この花束は、シンプルながら上品な印象を与えるデザインで、年齢や性別を問わず贈りやすいのが魅力です。

特別な日のプレゼントとしてだけでなく、日常の中で感謝や励ましの気持ちを伝えたいときにもぴったりのギフトとして選ばれています。

カラーを使用したフラワーギフトをお探しの方は、以下からご覧いただけます。

flower gift lab/カラー

ビタミンカラーで元気な印象なフラワーアレンジメント

ビタミンカラーで元気な印象なフラワーアレンジメント

商品ページ:豪華アレンジメント

このアレンジメントは、黄色やオレンジなどのビタミンカラーを中心に構成され、元気で華やかな印象を与える仕上がりです。

中でもカラーの花が全体を引き締めつつも、エレガントさを添えているため、目を引く存在感があります。

開店祝い、昇進のお祝いなど、前向きな気持ちを贈りたい場面にふさわしく、明るい雰囲気をそのままギフトとして届けられます。

カラーを使用したフラワーギフトをお探しの方は、以下からご覧いただけます。

flower gift lab/カラー

カラーを使ったギフトはフラワーギフトラボへ

カラーの花を使ったギフトを探しているなら、フラワーギフトラボのラインナップがおすすめです。

色彩豊かなカラーを取り入れた花束やアレンジメントを始め、フラワースタンド、ブーケ、プリザーブドフラワーなど、豊富な商品バリエーションの中から、贈る相手や用途に合わせて選べるのが特長です。

特に、花言葉や色合いにこだわって作られたギフトが揃っているため、「想いを伝えたい」「印象に残る花を贈りたい」と考える方にも適しています。

全国配送や即日対応などのサービスも充実しており、24時間いつでもオンラインで注文することが可能です。

特別な日の贈り物には、ぜひフラワーギフトラボを活用してみてください。

(即日配送には条件があります。お急ぎの方はお電話でお問い合わせください。)

カラーの育て方

カラーは湿地性と畑地性の2タイプが存在し、品種ごとに最適な育て方が異なります。

いずれのタイプも花を美しく咲かせるには、品種の特徴を理解し、それに合った環境を整えることが欠かせません。

ここでは、それぞれの基本的な育て方と実践的なポイントを紹介します。

カラーの育て方の基本

湿地性のカラーは、白花を中心とした品種に多く見られ、水辺や水鉢など湿った場所での栽培に適しています。

反対に、畑地性は色付きの花に多く、乾燥気味の環境でよく育ちます。

どちらも風通しの良い場所で直射日光を避ける半日陰が理想です。

気温は15〜25℃が最も適しており、寒冷地では冬は室内に取り込むなどの工夫が必要です。

植え替えは2年に1回程度が推奨されます。

カラーの花の栽培方法

カラーは「湿地性」と「畑地性」という性質の違いにより、栽培に適した土の種類も異なります。

品種ごとの特徴を理解し、それぞれに合った用土を使うことで、健康的な生育と美しい花の開花を促せます。

以下では、育て方の手順と注意点を詳しく解説します。

カラーを栽培する場合の土の種類と手順

湿地性のカラーには保水性が高く腐植質に富んだ土が適しており、水辺や鉢受け皿に常に水があるような環境でも育ちます。

一方、畑地性のカラーは水はけの良い土壌を好み、赤玉土や腐葉土を混ぜた軽めの土が最適です。

植え付け時期は4月から6月ごろが良く、球根は深さ5cm程度に植えると安定します。発芽後は日当たりと風通しを確保しながら、適切な水管理を心がけると良いでしょう。

カラーの花を栽培する際の注意点

湿地性の品種では「水が多ければよい」と思われがちですが、水が滞留すると根腐れの原因になります。必ず緩やかに水が流れる環境にすることが重要です。

畑地性は逆に、過湿状態を避けなければならず、特に梅雨時期には鉢底に水がたまらないよう注意しましょう。

いずれのタイプも球根が地表に露出しすぎないように植え込み、定期的な観察と管理を続けることで、健やかな開花につながります。

カラーの花を飾りとして使用するアイデア

カラーはその優雅でシンプルな美しさから、室内インテリアとしても高く評価されています。

飾り方を工夫することで、空間に洗練された雰囲気を演出できます。

ここでは、室内での飾り方や、インテリアとしての活用方法についてご紹介します。

カラーの花を室内で飾る際のポイント

カラーは茎が長く、花の形も上品なため、縦長の花瓶に一輪だけ挿すだけでも様になります。

花の色合いが映えるように、花瓶は透明や白のシンプルなものを選ぶと、花そのものの美しさが引き立つのでおすすめです。

エントランスやダイニングテーブルなど目に入りやすい場所に飾ると、空間全体の印象が明るくなります。

涼しげで落ち着いた印象を持つカラーは、来客のある場面でも好印象を与えてくれるでしょう。

カラーの花をお部屋のインテリアとして活用する方法

カラーはモダンなインテリアとの相性が良く、無機質な空間に温かみを加えたいときに最適です。

白やベージュを基調とした部屋にピンクや紫のカラーを取り入れることで、華やかさと落ち着きの両方を演出できます。

カラーはドライフラワーにしても形が保ちやすいため、長期間飾るインテリアにも向いています。

また、ガラスボトルやフレームにアレンジして、壁にかけるディスプレイとして使う方法も人気です。

まとめ|カラーについて

カラーは古代ギリシャから愛されているとても美しい花で、贈り物として最適です。

その花は一輪でも、どんな花に合わせても相性が良く、花言葉も良い言葉が多いため、花束やアレンジメントとして人気があります。

色合いも茶色などお洒落な色合いが映えるので、どの年代の方に贈っても喜ばれるでしょう。

そんな魅力的なカラーをプレゼントしたり、育てたり、インテリアとして飾ったりして、カラーの花を楽しんでくださいね。