胡蝶蘭の夏の育て方|注意点や管理方法を徹底解説
お祝い事には欠かせない花である胡蝶蘭は、大きいサイズから小さいサイズまでさまざまな花色の物が存在します。
そこで贈り物としてだけではなく、カジュアルフラワーとしての人気も高まってきています。そんな胡蝶蘭を長く綺麗に育てていきたいけれど、思うように育たずに元気がなくなってしまうという時は、育てる環境が胡蝶蘭に合っていないのかもしれません。
この記事では、胡蝶蘭の夏の育て方について詳しくご紹介します。
水やりや置き場所など、育てるときの注意点から購入方法まで幅広く見ていきましょう。
胡蝶蘭の夏の育て方|置き場所のポイント
まずは置き場所についてご紹介していきます。
胡蝶蘭を育てる際は、置き場は室内でも室外でも大丈夫です。
胡蝶蘭は東南アジア原産の植物で、寒さに弱く暑さに強いのが特徴。直射日光が当たる所は避け、風通しのいい所に置き、高温の所に長時間放置しないことに気をつければ、室内でも室外でも育てることができます。
置き場所のポイントについて、詳しく見ていきましょう。
- 直射日光は避ける
- 温度が高くなりすぎないようにする
- 風通しの良い所に置いて蒸れを防ぐ
- 外で育てる場合は葉水や打ち水を
直射日光は避ける
直射日光を長時間浴びてしまうと、葉焼けを起こして変色して元に戻らなくなってしまうため注意が必要です。葉焼け防止のために、日差しの強い夏にはある程度遮光した環境で育てることが必要です。
室内に置く場合は直射日光を避け、カーテン越しの柔らかい日差しを当てましょう。特に夏の時期には日差しが強いため、直接当たる窓際を避け、なるべく日差しが穏やかで涼しい所で育てることがおすすめです。
室外に置く場合、注意点は室内の場合とほとんど同じですが、気温が高くなる日や風が強い日は室内に入れましょう。特に日差しが強い日には、朝から夕方まで直射日光が当たらないように遮光ネットを張るなどの工夫が必要です。
極端に高温になると、胡蝶蘭にとっては暑すぎるため株が弱り、枯れる原因になってしまいます。
しかし、全く日光の当たらない場所に置いてしまうと日光不足になり、翌年咲く花に大きく影響するため注意しましょう。
温度が高くなりすぎないようにする
野生の胡蝶蘭は、20℃ぐらいの気温、60%から80%ほどの湿度のジャングルの中で、高い木が作る木漏れ日を浴びて自生します。育成のコツは、胡蝶蘭が元々いたジャングルの環境にどれだけ近づけられるかです。
胡蝶蘭を育てる適温は18℃から25℃前後、高くても30℃程度までといわれています。中でも理想的な生育温度は22度前後であるため、夏場は室内のエアコンで温度管理できると良いでしょう。
また、扇風機でエアコンの風を循環させる方法で風を送るのもおすすめです。
エアコン等を利用しない場合でも、温度が高くならないようにこまめに窓を開け、空気の入れ換えを行い、適温である18℃から25℃前後をできるだけ保つようにしましょう。
風通しの良い所に置いて蒸れを防ぐ
胡蝶蘭は、元々は湿潤な熱帯雨林で生育しており、ある程度湿度のある環境を好んでいますが、根は蒸れに弱い点が特徴です。そのため、風通しのいい所に置き、蒸れを防ぐのがポイントになります。
また、適した育成環境にするためとはいえ、エアコンの風によって急に温度変化や乾燥をしてしまうと胡蝶蘭がストレスを受けてしまうため、直接エアコンの風が当たらないように注意したり、霧吹きで適度に加湿したりする必要があるでしょう。
外で育てる場合は葉水や打ち水を
直射日光の当たる屋外やエアコンのない気温・湿度が極端に高い屋内は、胡蝶蘭にとっては暑すぎてしまい、株が弱る原因となってしまいます。
そこで、夏場の30度を超えるような暑い日には打ち水や霧吹きで周囲の温度を下げ、乾燥を防いであげるようにしてあげましょう。
胡蝶蘭の夏の育て方|水やりのポイント
上述したように、胡蝶蘭は湿度や温度などの育成環境における注意点がいくつかあります。
- 他の季節より多めに与える
- 涼しい時間帯に水やりする
特に夏場は暑いため、胡蝶蘭を長持ちさせる水やりのポイントを見ていきましょう。
他の季節よりも間隔を空けて与える
胡蝶蘭は空気中からも水分を補給できるため、一般的な植物と比べると補給できる水分の量が多くなっています。よって通常、胡蝶蘭の水やりは「植え込み材が乾いたら」前回の水やりからの日数にかかわらず水を与えて良いとされています。
しかし、高温多湿な日本の夏は例外です。夏の間は水やりの翌日には植え込み材が乾いていることもありますが、ほとんどの場合は鉢の中はまだ湿っている状態です。
鉢の中が湿った状態で再び水をやってしまうと根腐れの原因となるので、たとえ植え込み材が乾いていても、水やりの間隔は必ず1日以上空けるようにしてください。
涼しい時間帯に水やりする
夏場は気温上昇に伴って鉢自体が暑くなってしまいます。鉢内の水も温かくなってしまうと株を痛め、根腐れにつながってしまうことがあるため、胡蝶蘭への水やりは早朝または夕方以降にしましょう。
胡蝶蘭の夏の育て方|長持ちさせるためのポイント
7月から9月頃にかけて胡蝶蘭は成長期を迎えます。暑い夏を乗り切り、良い状態を保ったまま長持ちをさせるためには、以下のようなポイントがあります。
- 花茎のカットする
- 肥料を与える
- 植え替えをする
詳しく見ていきましょう。
花茎のカットをする
胡蝶蘭は蝶に似た綺麗な花を咲かせますが、花が咲いている状態は胡蝶蘭の心臓部である株にとって相当な負担となってしまいます。
冬を無事に越して来年以降にもう一度花を咲かせるためには株に力を蓄えておく必要があるのです。胡蝶蘭を長持ちさせて来年以降でも花を楽しみたいのなら、花茎を下から3〜4節目でカットして、株を休ませてあげましょう。
肥料を与える
少ない栄養と水さえあれば生きられる胡蝶蘭は、基本的には肥料を必要としません。
しかし、成長期である夏の時期は肥料を与えるのにベストなタイミングです。「花付きをよくさせたい」「株の成長促進をしたい」といった目的で肥料を与える場合、2週間に1度くらいのペースで3,000〜5,000倍に薄めた液肥を与えましょう。薄めたものを与えることで、根に負担がかからないようにします。液肥が濃すぎて吸収しきれないと、成長を促すどころか根にダメージを負わせてしまうので注意してください。
また、液体肥料を与える場合は水やりの必要はありません。水やりの場合でも同じことが言えますが、葉の付け根には新しい葉も出てくるため、そこに水が溜まらないように注意が必要です。万が一溜まったしまった場合は、ティッシュや綿棒などを使って吸い取ってあげてください。
植え替えをする
植え替えの適期は5月頃とされていますが、上述の通り夏は成長期であるため、鉢と植え込み材を変える植え替えのしやすい時期でもあります。
そこで、植え込み材が汚れている、根元から変なにおいがする、害虫がついているという場合は、夏の間に植え替えをしてしまうのも良いでしょう。
寒くなるにつれて成長も止まってくるので、秋頃までには植え替え完了させるのがおすすめです。
胡蝶蘭の夏の育て方|夏に注意したい害虫や病気
暑い夏場は胡蝶蘭にとって要注意な害虫も活発になる時期。特に屋外では虫が付きやすいため、より注意が必要です。
屋内の場合も、虫が侵入していないかどうか定期的に確認する必要があるでしょう。
また、害虫だけではなく病気にも注意する必要があります。ここからはどんなことに注意するべきか、その対策や対処方法についてご紹介していきます。
害虫
夏に多く発生する害虫として「ハダニ」「ナメクジ」が挙げられます。
ハダニが葉などについてしまうと吸汁され株が弱ってしまうため、見つけ次第駆除する必要があります。予防するために、普段から葉水をかけると良いでしょう。
また、ナメクジは新芽などの軟らかい部分を食べてしまいます。早めに見つけて捕殺するか誘殺剤などを利用して駆除しましょう。
他にも屋外で育成する場合はアリが鉢内に巣を作ってしまうことがあるため注意が必要です。万が一アリが鉢に集まっていたら、鉢ごと水を張ったバケツに浸けると追い出すことができます。加えてカイガラムシも通年胡蝶蘭に付きやすいため、夏場も注意しましょう。
病気
育てる環境によっては病気が発生しやすくなることもあります。夏場は特に「軟腐病」が発生しやすいため、株に異常がないか小まめに確認し、早めに対処できるようにしてください。
軟腐病は原因となる細菌が傷や気孔から侵入し、葉などを腐らせ株を枯らしてしまう病気です。感染した部位は黄色や黒色に変色し、独特の異臭がするようになり、その部分を触ると水分が飛び出してきます。その水分の中には繁殖した細菌がたくさん潜伏しているため他の株に飛んでしまうと、健康な胡蝶蘭にも感染する恐れがあるため、軟腐病になってしまった胡蝶蘭は念の為他のものと離しておきましょう。
軟腐病を予防するためには、風通しの良い環境で胡蝶蘭を育て、鉢が蒸れないように注意することが必要です。
軟腐病が葉先に発生してしまった場合は、患部を切除し殺菌剤で対処しましょう。葉元に発生した場合には対処することができないため、株ごと廃棄しなければなりません。
また、病気になっていた胡蝶蘭の入っていた鉢や受け皿にも菌が残っている可能性があるので、殺菌消毒を念入りに行いましょう。
夏に胡蝶蘭が枯れる原因とは
気遣っていても胡蝶蘭が枯れてしまうことがあるかもしれません。
原因は大きく分けて以下の3つが考えられます。
- 水のやりすぎ
- 直射日光による葉やけ
- 肥料の与えすぎ
注意点を守っていれば枯れる心配はあまりないので、忘れないように気をつけましょう。
水のやりすぎ
夏だからといって水のやりすぎには注意が必要です。
水をやりすぎてしまうと根腐れして枯れてしまう原因となります。胡蝶蘭は基本的に空気中の水を得るだけで生きていける植物です。したがって、まだ湿っているときに多量の水をやってしまうとあげすぎとなり、根から呼吸することができずに根腐れの原因になってしまいます。
また、水やりの際はすべての株にまんべんなく水が行き届くように注意してください。
直射日光による葉やけ
葉やけとは、葉っぱが茶色くなったり黒くなったりしてしまう状態です。簡単に言うと植物が火傷してしまったような状態になることです。
葉やけした部分は元に戻すことはできず、そのままにしておくと光合成ができなくなり、最悪死に至ることもあります。
この原因は主に直射日光の当てすぎと気温の上昇によるものです。対策として、遮光ネットを使ったり置き場所を変えたりすることが最も良い方法です。
もしも葉が黄色くなり始めたら、その場所は日光が強いのだと考えてすぐに場所を変えましょう。
また、気温が高すぎる場合は葉水や打ち水をして周囲の気温を下げるのもおすすめです。日差しの強い夏は特に注意しましょう。
肥料の与えすぎ
肥料には植物の成長に欠かせない栄養素を補給するための栄養素が含まれており、場合によっては栄養を補う必要があります。
成長を促す大切な肥料ですが、一度にたくさんの肥料をあげてしまうと、土内の栄養素の濃度が高くなってしまうことで根が栄養を吸収できなくなってしまいます。それにより根がダメージを負ってしまうことで胡蝶蘭が枯れてしまう原因になることもあるのです。
胡蝶蘭の購入は通販がおすすめ
これまで育て方からそのポイントまで幅広くご紹介してきましたが、いざ胡蝶蘭を育てようと思った時におすすめなのが通販です。
ここからはなぜ通販で購入するのがおすすめなのかをご紹介します。
- たくさんの写真から気に入ったものを選べる
- 忙しくても簡単に購入できる
- ラッピングが選べる
通販のメリットについて詳しく見ていきましょう。
たくさんの写真から気に入ったものを選べる
胡蝶蘭には「大輪」「中輪」「ミディ」といった3種類のサイズがあり、花の色は大きく分けて「白」「ピンク(赤・紫)」「白赤」「黄色(その他)」の4種類に分類されます。
このように非常に豊富な種類のある胡蝶蘭ですが、通販を利用すると、実際に足を運んで選ぶよりもたくさんのものを写真の中から選ぶことができるため、自分の気に入るサイズ・花色などを持つ胡蝶蘭を見つけて購入することができます。
忙しくても簡単に購入できる
忙しくてなかなか花屋さんに行く時間がないと言う方でも、スキマ時間を使って簡単に検索することができるため、比較的手軽に購入することができます。
また、ご自宅まで配送してもらえるため、自身で運ぶ手間を省くこともできますよ。
ラッピングが選べる
これは花屋とも共通する部分でもあるかもしれませんが、自分の目的に適した種類を選択してラッピングしてもらえることもメリットになります。
場所によっては多様なバリエーションのラッピングが用意されていることもあるため、贈りたい相手や贈る用途に合わせて最も気にいるラッピングを選択することができます。
通販サイトならラッピングの色や画像が用意されているので、「イメージと違った」などのトラブルが起こることもありません。
胡蝶蘭を購入するならフラワーギフトラボ
「フラワーギフトラボ」は、贈答用に適した胡蝶蘭やスタンド花の販売を行っています。
もちろん定番の花束やフラワーアレンジメントなどのギフトも豊富に取り扱っていますよ。「業界で初めての1万円以内の胡蝶蘭」など低価格・高品質の花が用意されており、サイト内ではギフトシーンやギフト形式から検索することができます。
お祝い事などに胡蝶蘭の購入をお考えでしたら、ぜひフラワーギフトラボをご検討ください。
最後に、フラワーギフトラボからおすすめの胡蝶蘭をご紹介します。
紅白の胡蝶蘭3本立て
商品ページ:胡蝶蘭3本立
- 3本立大輪 紅白 胡蝶蘭
- 高さ約85cm
- 約30リン以上(つぼみ込)
紅白の胡蝶蘭3本立てです。
おめでたい印象の紅白の胡蝶蘭になります。清楚でピュアなイメージのある白に紅色が組み合わさり縁起も良く、繁栄を印象づけるイメージがありますので、贈られる方にたいへん喜ばれるのではないでしょうか。
華やかで縁起の良いお花なので、さまざまなお祝いのシーンにおすすめできます。結婚・出産祝い、オフィスやお店などの新規開店、改装、周年のお祝いにもおすすめですよ。
またアーティストの個展祝い、音楽家の演奏会開催祝いなどにもお使いいただけそうです。
可愛らしいピンク色の胡蝶蘭3本立て
商品ページ:胡蝶蘭3本立て ピンク
- 胡蝶蘭3本立て ピンク
- 高さ約90cm
- 約33リン~35リン(つぼみ込)
ピンクの胡蝶蘭3本立てです。色は優しさ、可愛らしさの印象を持ち、西洋の花言葉では愛情、美を意味します。赤系のラッピングで情熱的で華麗なイメージも受けますね。
誕生日や受賞記念にご家族、友人知人など大切な方へのプレゼントとしてふさわしいでしょう。
青色が美しいブルーエレガンスの胡蝶蘭2本立
商品ページ:ルーエレガンス 胡蝶蘭2本立 青色
- ブルーエレガンス 胡蝶蘭2本立 青色
- 高さ約80~90cm前後
- 約20リン前後(つぼみ込)
ブルーの胡蝶蘭2本立てです。色は知的、信頼という意味を持ち、花言葉は「純粋な愛」です。友人知人に贈るささやかなギフト・プレゼントとしてふさわしいでしょう。
誕生日祝いとして贈る場合は、3、9、12月生まれの方におすすめです。誕生石であるアクアマリン、サファイア、ラピスラズリと同じブルーを選べば、きっと喜ばれるのではないでしょうか。
まとめ
今回は胡蝶蘭の夏の育て方を中心にご紹介しました。
暑さの厳しい夏は、他の季節よりも水やりや置き場所に気をつけましょう。
胡蝶蘭は夏場だけでなく他のシーズンでも大切に育てれば、何年も楽しむことができる植物です。贈り物としてももちろんですが、お気に入りの胡蝶蘭を見つけたら育ててみるのはいかがでしょうか。