フラワーギフト

ラ・メールコラム > フラワーギフト > ブライダルにも人気!白いバラの花言葉や人気品種

ブライダルにも人気!白いバラの花言葉や人気品種

王道のフラワーギフトとして、現代においても人気が高いのが、赤いバラの花束です。

しかし、真紅のバラの花束は、受け取る側も贈る側も定番すぎてなんだか照れてしまったり、気取っているような気がしてしまったりと、選びにくく感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんな方へおすすめしたいのが、白いバラの花束です。

今回は、白いバラが持っている花言葉や、白系のバラの人気品種などを詳しくご紹介していきます。

 

プレゼントに白いバラをおすすめする理由

白いバラは、赤よりもやわらかい雰囲気を持っている点も選びやすいポイントですが、他にもいくつかおすすめしたい理由があります。

  • 誠実な印象がある
  • 赤よりも優しい雰囲気
  • 定番すぎない

それではひとつずつお伝えしていきましょう。

 

誠実な印象がある

白い花は、ブライダルシーンなどでよく使われる色ですが、白いバラももちろんブライダルブーケなどに欠かせない存在です。互いの愛を誓い合うシーンで用いられるような花色から、誠実な気持ちや偽りのない思いを示したいときには白いバラが贈られます。

後ほど詳しくご紹介していきますが、花言葉にも素敵な言葉が多く、誠実な思いを込めて贈るフラワーギフトにはうってつけです。

ちなみに欧米では、バレンタインデーに恋人や夫婦で白バラをプレゼントすることが流行っているそうです。白いバラを贈ることで、「あなたを想う」「常にあなたを考えている」という愛のメッセージを伝えることができます。

 

赤よりやさしい雰囲気

「赤いバラは迫力があって受け取りづらい」という方や、「キザな感じがする」という声もちらほら聞こえてきます。とはいえ、贈られればもちろん嬉しいのですが、真紅のバラの花束は贈る側にも少しハードルが高いフラワーギフトのようです。

また、赤いバラは情熱的な愛情をイメージさせる花色ですが、白いバラは堅実さや清廉さ、献身的な愛情など、安定した不変の愛情をイメージさせる色です。これは人の好みにもよりますが、真っ赤なバラよりも白いバラのほうが、同じバラの形をしていても受け取りやすく感じます。

 

定番すぎない

「恋人に赤いバラの花束を贈る」というのは、恋愛映画や小説などのワンシーンなどでよく登場する、ある意味定番とも言える演出です。そんな定番だからこそ良いものではあるのですが、特に贈る側が男性である場合には、ベタすぎて贈りづらい……と照れてしまうのも本音です。そこであえて、同じバラの花束でも花の色を白に変更することで、その定番さも和らぎ贈りやすくなるのではないでしょうか。

 

白いバラの花言葉

さて、花にはそれぞれ花言葉があり、フラワーギフトのシーンでは花言葉も花選びの重要なポイントのひとつです。

大切な相手に贈る、特別なシーンのフラワーギフトであれば、尚のこと花言葉にまで気を配って、素敵なギフトを贈りたいですよね。

赤いバラには情熱的な愛にまつわる花言葉がたくさんありますが、白いバラはいったいどのような花言葉を持っているのでしょうか。

 

純潔

ブライダルブーケとしても使われている白いバラには、「純潔」の花言葉があります。純白のウェディングドレスにも負けないほど美しい白いバラにぴったりな花言葉ですね。

 

私はあなたにふさわしい

白いバラには、何色にも染まらない色であることから「私はあなたにふさわしい」という花言葉も持っています。愛する相手には、自分から「あなたは私にふさわしい最高の相手」だと伝えるのも大切なことですが、相手に「私こそあなたにふさわしいパートナー」だと自信を持って側にいてもらうことも大切です。

日本人的な感覚では自意識過剰とも捉えられがちな花言葉ですが、互いが信頼と自信を持って隣にいることを伝えてくれる、素敵な花言葉だと思います。

 

深い尊敬

バラには恋愛ごとにまつわる花言葉が多く並んでいますが、白いバラには「深い尊敬」という花言葉があります。これは、もちろん尊敬する恋人やパートナーへ贈る言葉としても良いのですが、両親や家族、お世話になった方や恩師、友人などにも尊敬の思いを込めて贈りたい花言葉です。母の日や敬老の日、勤労感謝の日などにも添えて贈りたい言葉ですね。

 

相思相愛

白いバラには「相思相愛」の花言葉もあります。互いに想いを伝え合い、思いが通じ合っている間柄の相手に贈る言葉としてはぴったりですね。

告白前の相手に贈るには不向きかもしれませんが、「これから自分と相思相愛の関係になってください」という告白のメッセージを込めて、想う相手へ贈るのもおすすめです。

 

白いバラの花言葉は本数によっても変わる

白いバラを贈る際には、本数によっても花言葉があることを知っておくと、よりメッセージ性を込めたフラワーギフトになることでしょう。

赤いバラも本数によって花言葉がありますが、赤色と白色では同じ本数でも若干意味の変わる部分がありますので、ぜひ参考にしてみてください。 

1本 「一目ぼれ」
2本 「互いの愛」
3本 「愛しています」
4本 「私たちの愛を邪魔するものはない」「愛は不滅」

「死ぬまでこの愛は変わらない」

5本 「大きな愛」「喜び」
6本 「あなたのものになりたい」
7本 「あなたに夢中」
8本 「あなたを支える」
9本 「永遠に一緒にいたい」「永遠の愛」
10本 「あなたは完璧」
12本 「不変の愛」「完璧な美しさ」
15本 「謝罪」
24本 「いつもあなたを想っています」
50本 「無条件の愛」
88本 「謝罪」
100本 「献身的な愛」
108本 「結婚してください」

 不変の愛情を伝える意味合いの4本のバラには、「2人が互いに愛し合っているのにも共にいられない」という悲しい意味もあります。花束を手渡すタイミングによってはとんでもない勘違いをされてしまうことがあるかもしれないので、頭の片隅に覚えておきましょう。

24本の白いバラは、本数を1日の時間である24時間に例え、「1日中いつでもあなたのことを想っている」という意味合いの花言葉になります。

ちなみに、15本と88本の白いバラの花束は、どちらも「謝罪」を意味していますが、欧米では「88」という数字はバランスが良い数字だと考えられており、良い判断や責任、良いアイディアなどの意味を持っており、謝罪にまつわる数字として選ばれるのだそうです。

もしも恋人やパートナーと言い争いをしてしまったら、15本の白いバラのブーケを買って帰り、誠意を込めてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 

恋人に贈りたいおすすめの本数

好きな人に想いの丈を伝えるべく贈りたい本数では、1本の「一目ぼれ」、3本の「愛しています」、7本の「あなたに夢中」、9本の「永遠に一緒にいたい」、12本の「不変の愛」がおすすめです。

夫婦やパートナー間で贈る白いバラでは、2本「互いの愛」、8本「あなたを支える」、9本「永遠の愛」、12本「不変の愛」、24本「いつもあなたを想っています」、50本「無条件の愛」が良いでしょう。

 

こんなにたくさんある!おすすめの白系バラ品種

白をベースカラーとしている白系のバラは、ふんわりとした優しさを持ちながらも凛とした強さを持っています。

続いては、純白をはじめとする、アイボリー系の白やクリーム色、白ベースにアクセントカラーの入った品種など、白系のバラにしぼったおすすめの品種をご紹介していきます。

 

アイスバーグ

白バラの代名詞とも言われるのが、この「アイスバーグ」という品種です。まばゆい純白の花びらを持ち、開花期にはたくさんの花を咲かせて見るものをうっとりと和ませてくれます。香りはほとんどない品種ですが、ティー系の上品で優雅な香りがほんのりと漂います。

別名では「シュネーヴィッツェン」や「白雪姫」とも呼ばれています。

1958年に発表されて以来、世界各国で愛されてきたアイスバーグは、1983年の世界バラ会議で殿堂入りを果たし、名実ともに名花となりました。

なお、枝変わりの品種には、つる性の「つるアイスバーグ」があり、こちらも花つきが良い品種で、つる一面を白く染めてくれます。

 

アルテミス

クリーム色の小中輪の花をカップ状に咲かせるのが「アルテミス」です。

病気にかかりにくい強い品種で育てやすく、ガーデニング初心者向きのお花です。バラのお世話は、とても繊細そうであれこれ気を配らなければ美しく咲いてくれないというイメージがどうしてもありますが、アルテミスは無農薬でも健康に育つ、お世話の手間が少ないバラです。

枝がよく伸びていくため、アーチや支柱などを使って上手に誘引させて育てていくと、美しくまとまります。

 

アルバ・セミプレナ

「アルバ・セミプレナ」は、ルネッサンス期を代表するイタリア画家、サンドロ・ボッティチェッリによる名画「ヴィーナスの誕生」に描かれているオールド・ローズです。

絵画では、ヴィーナスの愛の象徴として、うっすらピンクがかったようにも見えるバラの花が描かれているのですが、これがアルバ・セミプレナだと言われています。

アルバ・セミプレナは、黄色い雄しべとのコントラストが際立つ白い花びらを持っています。香りは柑橘系で、レモンのような爽やかさや清涼感があります。

 

グラミス・キャッスル

カップ咲きの「グラミス・キャッスル」は、ほっそりとした茎先に上向きの花を咲かせる品種です。咲き始めはアイボリー色をしていますが、開花が進むにつれてだんだんと白色へ変化していきます。

その色の移り変わりが美しく、アイボリーと白のやわらかなグラデーション加減も楽しめる品種になります。トゲが多いので、お世話の際には扱いに注意が必要です。

 

エーデルワイス

「エーデルワイス」は、高山に咲くふわふわとしたエーデルワイスを思わせるような、しとやかな女性らしさを持っているバラです。アイボリー味のあるやさしいホワイトの花色で、開花時期にはシャクヤクにも似ている中輪の花が次々に開花していきます。

 

エレーヌ・ジュグラリス

「エレーヌ・ジュグラリス」は、花芯がほんのりとピンク色に染まったバラで、白い頬にうっすらとチークが差してあるような女性らしさを感じられる品種です。

エレーヌ・ジュグラリスの名前は、日本の能の演目のひとつである「羽衣」を、独学でフランス上演したバレリーナに由来しています。ティーの香りが強いバラです。

 

オスカル・フランソワ

「オスカル・フランソワ」は、「ベルサイユのばら」に登場する、誇り高き白ばらの人、男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェをモチーフにした品種です。

フランス革命時代を力強く生きたオスカルのように、すらりとたくましく伸びた茎には、清らかな大輪の白バラが凛々しく咲き誇ります。

ベルサイユのばらをモチーフにした品種は、「ベルサイユシリーズ」として商品化されており、他にも「アンドレ グランディエ」や「王妃アントワネット」、「フェルゼン伯爵」など、そうそうたる顔ぶれの品種名があるのが特徴です。

 

シュネープリンセス

(ホワイトマザーズディ)フロリバンダ系統の前身にあたるポリアンサ系統のバラです。

「シュネー・プリンセス」は、ポリアンサ系統を代表する「マザーズ・ディ」の枝替わり品種。花径3cm、樹高50cmほどのコンパクトなバラです。花付きがとてもよく、四季咲きで、強健で育てやすい。「シュネー・プリンセス」は、「白雪姫」の意味です。

 

ティネケ

ブライダルシーンにおいて人気の白薔薇が「ティネケ」です。花の形がとても美しく整う品種です。香りがないこともあり、ブライダルブーケなど、結婚式では欠かせない存在のバラとなっています。

鉢植えでも育てることができる品種ですので、ガーデニング好きの方にプレゼントするのもおすすめですよ。繊細そうな見た目のティネケですが、繁殖力は意外と高いたくましいバラです。

 

パスカリ

切り花としても多く流通しているのが、「パスカリ」という品種です。

1963年に発表されたパスカリは、新しい品種とは言えませんが、いまだに人気は廃れず愛され続けています。パスカリには香りがほとんどなく、開花期になると次々とつぼみを花開かせていく姿が見事です。

 

ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール

淡いピンク色の花が美しい「ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサール」は、「ピエール・ドゥ・ロンサール」の枝替わり品種です。

「ブラン」とは、フランス語で白を意味する言葉で、ブラン・ピエール・ドゥ・ロンサールの咲き始めのうちは淡いピンク色をしているのですが、開花が進んでいくにつれてだんだんと純白へと色を変えていく様子が特徴で、非常に美しいです。

花付きが大変良く、丈夫で育てやすい品種なので、ガーデニング用として高い人気があります。

 

プリンセス・オブ・ウェールズ

故ダイアナ元皇太子妃に捧げられたと言われる「プリンセス・オブ・ウェールズ」は、「英国皇太子妃」を意味しています。ダイアナ元皇太子妃に似合うクリーミーホワイトカラーが美しい、丸弁抱え咲きという咲き方の白バラです。

花付きが良いプリンセス・オブ・ウェールズのクリーミーカラーの白い花びらは、雨が降っても染みができにくいため、ガーデニングでも人気のある品種です。

 

ポールズヒマラヤンムスク

「ポールズヒマラヤンムスク」は、まるで春に咲く桜のような薄桃色の小花をたくさん咲かせる品種です。

開花期にポールズヒマラヤンムスクが枝一面に咲き誇る様子は、いつまでも眺めていられそうな幸福感を与えてくれます。

枝がぐんぐんと伸びていく生長スピードの速いバラなどで、適宜剪定などで調整していく必要があります。

 

ボレロ

白色の花びらの中心部分が、ほんのりと淡いピンクやアイボリーに染まる「ボレロ」は、やわらかで優しげな雰囲気を持っているロゼット咲きの白バラです。

ボレロの香りにはトロピカルなフルーティーさがあり、花の美しさや香りの良さに加えて、育てやすい丈夫さも持ち合わせているので、ガーデニング初心者でも気軽に育てることが出来るでしょう。

 

マダム・ジュール・ブーシェ

1910年に日本で誕生した白バラ、「マダム・ジュール・ブーシェ」は、現在でも多くのガーデナーたちに愛されている品種です。洗練された印象が漂う大輪のマダム・ジュール・ブーシェは花付きがよく、近年新しく誕生した品種のバラたちにも負けない美しさを持っています。蕾のうちはやや赤味がかっていますが、蕾が開花していくにつれて純白になります。

 

まとめ

今回は、花束などのフラワーギフトにおすすめしたい白いバラについて、花言葉や人気の品種を詳しくご紹介してきました。

バラの花は愛の告白や愛情を伝えるシーンでは欠かせない存在ですが、赤色に限らず白色のバラを贈るのもおすすめですよ。赤色よりも贈りやすく、誠実な気持ちが伝わりやすい白いバラには、贈る本数によっても花言葉がありますので、ブーケを贈るときにはぜひ参考になさってみてくださいね。

白いバラをプレゼントするシーンに応じて、ふさわしい花言葉を添えた素敵なフラワーギフトにしましょう。

本数や色で異なる意味を持つ!バラの花言葉を解説