ビジネスシーンにおける贈り物と言えば、胡蝶蘭の鉢植えが定番ではないでしょうか。「幸せが飛んでくる」という花言葉を持つ縁起の良い植物とされている上、上品で優雅な姿が美しいため、多くの方からビジネスシーンの贈答品として選ばれています。その一方で、企業のお祝いや記念日のときには、多くの取引先企業から胡蝶蘭が届き、オフィスが胡蝶蘭だらけになってしまったということは少なくありません。そこで、他の方とは一線を画した贈り物をしたいときには、観葉植物をお贈りしてみてはいかがでしょうか。

観葉植物は、胡蝶蘭に負けず劣らず縁起の良いものとされています。なぜなら、風水では観葉植物をお部屋に飾ると、邪気を祓ったり気の流れを良くしたりして運気が向上すると言われているためです。また観葉植物には素敵な花言葉が付けられており、その花言葉にお祝いの気持ちを託すことも可能です。あらゆる観葉植物のなかで特におすすめなのが、ストレリチアニコライです。

ストレリチアニコライとはすらりと伸びる幹の先に卵型の大きな葉を付ける植物です。その葉は大きなものでは80cmほどにまで成長するほどで、他の観葉植物と比べて葉が大きい事が特徴です。根から吸い上げた水分を葉から水蒸気として放出する蒸散作用が高いことから「生きた加湿器」とも呼ばれています。佇まいが優雅ですから、プライベートシーンだけでなくビジネスシーンにおける贈答品として大変おすすめです。

また、「輝かしい未来」という花言葉もビジネスシーンの贈り物にはうってつけではないでしょうか。企業の成長や発展、プロジェクトの成功などを願ってストレリチアニコライをお贈りすれば、喜んで受け取っていただけるのではないかと思います。結婚祝いや新築祝い、引っ越し祝い、就職祝いなどなど、個人的なお祝いの贈り物にもぴったりな花言葉ですね。

ちなみに、ストレリチアニコライの名前は、19世紀のロシアの皇帝・ニコライ1世にちなんだものです。1858年にロシア西部の都市・サンクトベルクにあるインペリアルガーデンの温室で開花し話題になったときに、ニコライ1世の名前が引用されたと言われています。皇帝の名前が付けられるだけあって、ストレリチアニコライは優雅な雰囲気を持っています。とはいっても、カジュアルなお部屋にもマッチしますから、ビジネスシーンから個人的な贈り物まで、さまざまなシチュエーションでお贈りできるのではないでしょうか。