お祝いや記念日があると、その日を境に「心機一転してまたがんばろう」と襟を正すような気持ちになる方は多いのではないでしょうか。また、開業や開店、開院など新しいビジネスを始めるとき、引っ越し、入学、就職、引っ越しなど仕事や生活の場が変わるとき、結婚、出産などライフステージが変わるときには、お祝いをするという方もいらっしゃいます。ご友人やお知り合い、ご親戚、お仕事関係の方がそういったお祝いを迎えるときには、お花をお贈りする方は少なくありません。

では、新たな事業の成功や新天地での活躍を祈るときには、どのようなお花をお贈りすればよいのでしょうか。祝い花を選ぶときには、お贈りする相手の方のお好きなお花を選ぶ、お祝いのシーンに適した花言葉が付いたものを選ぶ、はたまた縁起の良いお花を選ぶなど、さまざまな基準があります。どの基準で祝い花を選んでも、お贈りする相手の方には喜んでいただけるのではないかと思いますが、ここでは「白いお花」をおすすめいたします。

白いお花をおすすめする理由は、新しい事を始める方やライフステージが変わる方への贈り物にうってつけだと言えるためです。白い色は、何の色もないため「無」と捉えられます。また、何色にも染まっていません。よって、「無からはあらゆるものが生み出される」、「何色にも染まれる」ことから、無限の可能性を表す色だと言えるのではないでしょうか。そのため、白は「始まりの色」であると言われています。白いお花をお贈りすれば、明るい未来が訪れることや物事が成功することを祈っていることが相手の方に伝わりそうですね。

また、白いお花は日本においては純粋さや清潔さと言ったイメージがありますが、世界的みると、白は「光」「神」「天使」など崇高なイメージを持たれていると言われています。冠婚葬祭で白いお花が用いられているのは、白い色が持つ神聖なイメージが由来となっているかもしれません。厳かな雰囲気を出したいときにも白いお花がおすすめです。

白いお花はさまざまな種類があります。目上の方への贈り物やビジネスシーンでお贈りするなら、高級感のある白いバラやユリ、胡蝶蘭などがおすすめです。プライベートでの贈り物なら、白いカーネーションやカラー、カサブランカ、ガーベラなどをお贈りしてみてはいかがでしょうか。同じ白いお花でも、お花の種類によって雰囲気が異なります。お贈りする相手の方の好みのほか、ご自身との関係性、お祝いのシーンにマッチした白いお花を探してみてはいかがでしょうか。