お祝いのときにはお花をお贈りするという方は多いのではないでしょうか。花束やフラワーアレンジメントなどのフラワーギフトは、贈り物の定番となっており、多くの方がフラワーギフトを贈り物に選んでいらっしゃいます。美しいフラワーギフトは、目を楽しませてくれるだけでなく、飾られた空間を華やかに彩ってくれ、お祝いのときにうってつけの贈り物です。

しかし、皆がフラワーギフトをお贈りするため、他の方との差別化が難しいかもしれません。特にビジネスシーンでは、お祝いに胡蝶蘭の鉢植えをお贈りするという方が多く、お祝い事があった企業のオフィスは胡蝶蘭の鉢植えだらけ…というのはよくある光景です。もし、他の方がお贈りするフラワーギフトと一線を画すようなものをお贈りしたいとお考えなら、思い切ってシンプルなフラワーギフトをお贈りしてみてはいかがでしょうか。

例えば、バラの花だけを集めた花束は多くの方々の目を引き、喜んでいただけるかもしれません。一般的に花束やフラワーアレンジメントは、複数の種類のお花を用いて作り、すき間や周囲にはグリーンと呼ばれる葉をあしらいます。バラの花だけで作られた花束はありそうでなかなか見かけませんので、印象に残る贈り物になりそうです。バラのお花そのものが華やかですので、他の種類のお花やグリーンを用いなくても十分に存在感を放ってくれるでしょう。

特に赤いバラの花は、お祝いの雰囲気をより一層盛り上げてくれるのに一役買ってくれそうです。日本では、古くから赤は特別な色として認知されてきており、魔除けとして使われてきたほか、お祭りやお祝い事などのおめでたいときには赤い色が登場してきました。現在でもお祝い事には紅白幕が使われるなど、赤い色は縁起の良い色ですから、赤いバラの花束を贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。ちなみに、お隣・中国でも赤い色はお祝いの色とされており、旧正月には赤い壁飾りを飾りますし、結婚式のご祝儀袋や旧正月のお年玉袋は真っ赤な袋で「紅包（ホンバオ）」と呼ばれています。中華圏の方へお祝いにお花をお贈りするときにも、赤いバラの花束はおすすめです。

赤いバラの花束と聞くと、プロポーズを連想する方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、プロポーズに赤いバラの花束をプレゼントするのはおすすめですが、それ以外のシチュエーションの贈り物にもおすすめです。バラが枯れてなくなってしまっても、バラの花束をいただいたという思い出が相手の方の心に残り、いつまでも覚えていてくれるのではないでしょうか。