みなさんは、どのようなときにお花をお贈りしますか。ご友人やご家族の誕生日、母の日や父の日、還暦や古希など長寿のお祝い、就職祝い、結婚祝い……などなど、何らかのお祝いとして贈り物をすることが多いのではないかと思います。なかには、恋人や奥様に愛情表現の一環としてお花をプレゼントするという方もいらっしゃるかもしれません。そして、お花をお贈りするときには、「おめでとうございます」「ご活躍をお祈りしています」といった、何らかの気持ちも込めていらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、そういった相手への気持ちは、言葉にしないと伝わりにくいことがあるかもしれません。なぜなら、いただいたお花から感じるものは受け取った方の感性によるもので、人によって感性が異なります。お花に託したメッセージを見当違いな受け止め方をされる方は、少ないかもしれませんが、明確に伝わるとは言い切れません。

そこで、お花に付けられている花言葉を活用してみてはいかがでしょうか。一般的によく知られているように、お花にはそれぞれ、素敵な花言葉が付けられています。例えば、赤いバラは「あなたを愛しています」といるロマンチックな花言葉を持っています。一方、オレンジ色のバラは「幸多かれ」「絆」「信頼」などで、赤いバラが恋人にお贈りしたい花言葉であるのに対し、オレンジ色のバラはご友人やビジネスパートナーへ向いていると言えそうです。ウエディングシーンでよく使われる白いバラは「純潔」「相思相愛」という、結婚式に適した花言葉が付けられていますが、他に「深い尊敬」という意味も持っていますので、幅広いシーンでお贈りできるかもしれません。

花言葉以外にもお花の色の意味にご自身の思いを託すのも手です。色にはさまざまな意味を持っており、ご自身の気持ちに近いものを選べば、相手の方へメッセージとして伝わりやすくなるのではないでしょうか。例を挙げると、赤は「情熱」「強さ」という意味ですので、相手の方を応援しているときに選んでみてはいかがでしょうか。オレンジ色は「明るさ」「元気」「暖かさ」を象徴する色ですので、相手の方を励ましたいときにおすすめです。また、オレンジ色はフレンドリーさを象徴する色ですので、親しみやすさを感じてくれるかもしれません。

花言葉やお花の色が持つ意味などを基準にお花をお選びいただくと、相手の方への思いが、より一層伝わりやすくなるのではないでしょうか。お花選びの参考にしていただけますと幸いです。