日本には、母の日や父の日、敬老の日、子どもの日などさまざまな記念日がありますね。また、入学や卒業、就職、退職、誕生日、結婚、引っ越し……などのお祝いなどのおめでたいイベントが起こることもあるでしょう。そんな記念日やお祝いの日は、誰もが気持ちが華やぐのではないでしょうか。お祝いの気持ちを込めてフラワーギフトをお贈りすれば、より一層、素敵な日になりそうです。赤やピンク、ブルー、紫、白など、どのような色のお花をお贈りしても、相手の方に喜んでいただけるかと思いますが、お祝いする気持ちをしっかりとお伝えしたいときは、黄色いお花をお贈りしてみてはいかがでしょうか。

黄色は赤や青、緑などのように色味を持つ有彩色の中で、最も明るい色です。色彩心理学では、「光」を連想する色ですので、黄色を見る人は「希望」「幸福感」を感じ、ポジティブになる効果があると言われています。そのため、世界中で黄色を幸せの象徴と捉えられている作品が数多く残されています。例えば、1950年代に世界的にヒットした「テキサスの黄色いバラ」は、19世紀前半、アメリカのテキサス州がメキシコからの独立を成功に導いたというエミリー・モルガンを「黄色いバラ」に例えて歌ったものです。また、1977年公開の映画「幸福の黄色いハンカチ」では、幸福や希望のシンボルとして黄色いハンカチが使われました。

また、黄色いお花は、風水においても縁起が良い色とされています。多くの方がご存知のように、黄色は金色と並んで金運アップの効果がある色です。さらに、「健康運」「家庭運」の向上に効果があると言われていますし、明るく活発な「陽」の気を持つ色とされています。暗い雰囲気の場所に飾っても、明るい雰囲気で包み込んでくれるかもしれません。縁起の良いお花として、多くの方に喜んでいただける贈り物になりそうです。

黄色いお花と相性の良いオレンジ色のお花を組み合わせたフラワーギフトもおすすめです。オレンジ色は赤と黄色を混ぜた色ですので、赤が持つ情熱と黄色が持つポジティブさを併せ持つ色と考えられていますので、眺めているだけで元気が溢れそうですね。黄色と同様に見る人に幸福感を与える色ですので、黄色とオレンジの組み合わせのフラワーギフトは、幸祝い花にぴったりではないでしょうか。

しかし、黄色やオレンジは、人によっては「元気すぎる」「子どもっぽく見える」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのように感じられる場合は、少し赤身のあるくちなし色や、やわらかな杏子色などのお花をおすすめいたします。明るさを感じつつも、落ち着きも併せ持つ色ですので、モダンなテイストがお好きな方も喜んで受け取っていただけるのではないかと思います。