さまざまな種類があるお花。花が咲く植物は世界中で約20万種あると言われていますから、その数は膨大です。しかし、私たちが目にするのはそのうちのほんの一部ではないでしょうか。生花店にはさまざまなお花が入荷されていますが、それでも、お店の規模にもよりますが、多くても数十種類程度ではないかと思われます。

その中で、常に生花店に並ぶのがバラやガーベラ、カーネーション、トルコキキョウ、そしてカラーなどではないでしょうか。「花束」「フラワーアレンジメント」などと聞くと、まずこれらのお花を思い浮かべる方は多いかもしれません。これらのお花は定番とも言えますし、人気のあるお花でもあります。特にバラは圧倒的に高い人気を誇り、バラの花束をもらってみたいと考える女性は多いと言われています。バラは、華やかな見た目だけでなく、ロマンチックな雰囲気も持ち合わせているためなのでしょう。

そのため、「女性にはバラをお贈りしたら喜んでいただける」と思われるかもしれません。しかし、バラは一般的に「プロポーズのときに渡されるもの」というイメージが浸透しており、相手との関係性によってはバラをお贈りすると相手の女性が負担に感じてしまうことが懸念されます。例えば、お付き合いして間もない方やこれからお付き合いが始まりそうな方、ご友人、ビジネスパートナーといった関係性の場合は、バラと他のお花を組み合わせたものをお選びいただいた方が、お贈りしやすいかもしれませんね。

例えば、バラの花にガーベラやカーネーションなどが混ざった花束やフラワーアレンジメントをお送りしてみてはいかがでしょうか。バラだけの花束ですと「愛の告白」のイメージが強いですが、他のお花が混ざるとそういったイメージが和らぎます。例えば、バラに小花やグリーンを合わせたものならカジュアルな雰囲気になりますし、ガーベラなど大輪のお花と合わせるとキュートな印象も感じられます。このような花束やフラワーアレンジメントなら、喜んで受け取っていただけるのではないでしょうか。

お贈りするときは、相手の方の習慣や環境などによってフラワーギフトのスタイルを変えていただくこと、さらに喜んでいただけそうです。例えば、お花を飾る習慣をお持ちでない場合やお忙しい場合は、フラワーアレンジメントがおすすめです。花瓶をお持ちでない可能性がありますし、忙しいとお花を活けたり、お手入れをしたりする時間がないという場合が考えられます。逆に、お花を飾り慣れている方は、ご自分の好みの配置で花瓶に活けられる花束が喜んでいただけるかと思います。

フラワーギフトは、相手の心を幸福感で満たす素敵な贈り物になり得ます。お相手との関係性などを考慮して、素敵なフラワーギフトをお贈りしてみてはいかがでしょうか。