ご友人やご親戚の結婚祝いにお花をお贈りするという方は多いのはないかと思います。結婚祝いによく贈られているお花は、スズランや胡蝶蘭、ブルースターなどがありますが、特に、愛の象徴であるバラの花が人気です。せっかくお花を贈りするなら、相手の方に喜んでいただけるような素敵なお花をお贈りしたいですよね。そこで、花束を結婚式で直接渡す機会がある方や、結婚パーティーの余興を任されている方なら、結婚祝いとしてバラの花をお贈りするだけでなく、「ダズンローズセレモニー」も企画してみてはいかがでしょうか。

ダズンローズセレモニーは、イギリスが発祥の風習で、近年SNSで注目されるようになりました。海外だけでなく、日本でも結婚式や結婚パーティーでダズンセレモニーを行う方がいらっしゃり、SNSでは「感動した」というコメントも見られます。ダズンローズセレモニーの「ダズンローズ」とは、12本のバラを意味します。この12本のバラには、それぞれ「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」「希望」「愛情」「情熱」「真実」「尊敬」「栄光」「努力」「永遠」という12の意味が込められ、これらのバラを贈ることでこの12の要素を結婚相手に誓うことになります。

では、ダズンローズセレモニーのやり方を見てみましょう。結婚式やパーティーが始まる前に、12本のバラそれぞれに、先ほど挙げた12の要素を記した紙を付けるなどして、1本ずつゲストに配っておきます。新郎が会場に入場するときに、ゲストからバラを1本ずつ受取り、12本のバラの花束を登場した花嫁さんに贈ります。花嫁さんは、12の要素から相手に最も求める要素が記されたバラを1本選び、新郎の胸ポケットに挿して完了です。とてもロマンチックな上、ゲストも一緒に参加できますので、みなさんで楽しめるのではないでしょうか。

既婚者の方にもダズンセレモニーができるチャンスがあります。それは、夫婦が改めて愛を誓いあう「パウリニューアル（誓いの宣誓）」をダズンセレモニーで演出することです。近年、ダズンセレモニーでパウリニューアルをするご夫婦が増えていますので、興味ある方は試してみてはいかがでしょうか。ご友人やご家族の結婚記念日に、12本のバラの花束をお贈りするとともにダズンローズセレモニーを企画するのもおすすめです。

結婚式やパウリニューアルは、愛し合うお二人をお祝いする素敵なイベントです。お花をお贈りするだけでなく、ダズンセレモニーを行うことで、結婚される方にとってもゲストの方とっても忘れられないひと時になるのではないでしょうか。