花束やフラワーアレンジメントなどのフラワーギフトをお選びになるときには、お花の種類だけでなく、お花の色も考慮するのではないでしょうか。赤やピンク、黄色、オレンジ、青、紫……など、さまざまな色のお花があり、どのお花をお贈りしようか迷ってしまうという方は少なくないかもしれません。お花の色は、ピンクや白、赤が人気と言われていますが、中には「他の方のフラワーギフトと被ってしまうのを避けたい」「相手の方の印象に残るようなお花をお贈りしたい」という方もいらっ者るかと思います。そのようなときには、ニュアンスカラーと呼ばれる色のお花を選んでみてはいかがでしょうか。

ニュアンスカラーとは、アパレル業界から生まれた言葉で、何色か一言で言い表せない色味です。また、赤や青などのようにはっきりとした色合いではなく、全体的に彩度が低めで、くすみを感じることも特徴です。例えば、ややくすみのあるピンクベージュや、茶色っぽいオレンジ色、日本語で「生成り色」という意味のエクリュなどが該当します。柔らかい色合いで、アパレルのほかコスメにもニュアンスカラーの製品が販売され、人気を博しています。

ニュアンスカラーのお花には、マムやガーベラ、バラなどが見られ、特にニュアンスカラーのバラはアンティークな雰囲気で大変おしゃれだと感じるのではないでしょうか。パッと目を惹くような華やかさは少ないものの、大人っぽくシックな印象を与えてくれます。おしゃれな方や落ち着いた雰囲気を持つ方には、ニュアンスカラーのバラをお贈りすると喜んで受け取っていただけそうですね。

また、ニュアンスカラーのお花は他の色との馴染みが良いという特徴があります。そのため、さまざまなインテリアに馴染みやすいのではないでしょうか。無機質なオフィスやモダンなインテリアの雰囲気をやわらかくしてくれそうですし、可愛らしいインテリアにも溶け込むでしょう。和室の畳や砂壁、漆喰などとも相性が良い色です。良い意味で自己主張が少ないため、お部屋に上手に溶け込み、優しげな雰囲気を食わせてくれます。

近年、ファッション業界ではニュアンスカラーの人気は継続的に続いており、「おしゃれな色」として定着しているという意見が見られます。そのため、トレンドに敏感な方やおしゃれな方への贈り物にもおすすめです。落ち着いた色味ですので、フォーマルなお祝いや目上の方へもお贈りできるのではないかと思います。このように、インテリアに取り入れやすく、おしゃれな雰囲気を持つニュアンスカラーのお花を贈り物に選んでみてはいかがでしょう