お花を飾ったりそれを見たりすることで、いろいろな心理的効果があると言われています。色や香り、そして形といった要素によって、気持ちが明るくなったり、元気がわいたり、優しい気持ちになったりなど、思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人が認知する情報の約8割は視覚からのものと言われていますので、お花の色やアレンジされたデザイン的なものが心理に与える影響は、強いと言えそうです。たとえば赤には、力強くエネルギーに満ちたイメージがあり、風水においても、もっともパワーのある色として認知されています。また赤は、アドレナリンの分泌を促して人の気分を高めたり、興奮させたりする作用があると言われています。

そのような赤いお花をあしらったフラワーギフトは、愛情や情熱にまつわる花言葉が多い特徴とも相まって、定番の人気となっています。個人的な贈り物であれば、告白やプロポーズ、クリスマスのプレゼントとしてもおすすめです。ちなみに、「花の女王」と呼ばれているバラは、本数によっても花言葉が異なります。こうした、花言葉に関連した部分も、人の心に影響を与えそうです。

赤いお花ふんだんにあしらったフラワーギフトは、たいへん艶やかでゴージャスな印象がありますので、フラワーアレンジメントやスタンド花などをクラブやスナックなどおもてなしを大切にしたいお店のお祝いで贈るのも、おすすめです。気持が高揚するだけでなく、インテリアなどに赤系の暖色を採用することで料理を美味しそうに見せたり温度を高く見せる効果もあると言われいますので、赤いお花を飾ることも有効というわけです。

なお、お花を受け取る方の好みもありますし、また縁起を気にされる場合もありますので、赤いお花を贈りたいと思ったときには、他の色と組み合わせてみるのも、1つの方法と言えます。赤いお花との組み合わせでは、グラデーションを感じられるようにピンクや紫などのお花をあしらうと、赤のみよりも華やかさと柔らかさが加わりますし、白いお花をあしらえば紅白でたいへん縁起の良い組み合わせになります。補色の関係にあるグリーンとの組み合わせもおすすめです。

お花の香りも、癒しなどの効果が期待できます。一方で飲食店などで香りを気にされる場合は、花粉や香りの少ない胡蝶蘭を組み合わせるのも良いでしょう。もちろん、胡蝶蘭単体の鉢もおすすめです。